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第26回日本フットボールリーグ 第30節プレビュー

 第26回日本フットボールリーグの今季最終節となる第30節が11月26日(日)13時に全8試合が開催される。
※第13節のホーム&アウェイが逆の対戦カード

 Honda FCと横河武蔵野FCの対戦は「都田」で開催。直近4試合勝利のないHonda。過去の最低順位は現在と同じ第11回の7位。少しでも上位で終えるためにも最後は勝利で終えたい。前半から主導権を握ることが予想されるが前掛かりに攻めた際の武蔵野のカウンターには警戒したいところだ。現在最下位の武蔵野としては敗れれば15位のミネベアが大量失点で敗れない限り最下位が決定するだけにまずは先制されないよう注意したい。前半はしっかり守り切り後半が勝負か?2年前も同じ最終戦で対戦しその時は武蔵野がHondaに勝ちHondaの優勝を止めたが今回はどうなるか?第1回大会から参加している残り2チームの対戦は1点を争う展開となるか?

 レイラック滋賀とヴィアティン三重の対戦は「HATOスタ」で開催。今季も2位以内は逃したが2年連続の3位は死守したい滋賀。昨年はアウェイでV三重に追いつかれて2位以内確保を逃しただけに昨年の借りをホームで返したい。今季得意としている「HATOスタ」で多くのゴールを決め2年連続の3位入賞となるか?攻撃陣には前半序盤から期待がかかる。V三重としては相手が前半から積極的に仕掛けてくることが予想されるだけにまずはしっかり守りたいところだ。前節の黒星で3位も難しい状況となったがチャンスには確実にゴールを決め勝利に結びつけたい。この試合の勝利の鍵はセットプレーか?

 ソニー仙台FCと栃木シティの対戦は「めぐみB」で開催。Honda、武蔵野と共に第1回大会から参加し、第11回大会では東日本大震災の影響で後半からの参加で残留を決め、第17回大会で初優勝。以降もJFLを支えてきたソニーのJFLラスト試合。相手は今季の優勝チームである栃木C。2017年の第19回大会では栃木Cの前身の栃木Uの地域リーグへの降格が決定したときの対戦相手が今回のソニー。そこから7年の歳月を経て優勝・J3入会を決めた栃木Cがソニー最後の相手となる。今季復帰し頂点に立った栃木Cが成長した姿を見せ最後を締めくくるか?それとも26年の歴史を刻んだソニーが最後に意地を見せるか?今回はともに前半から積極的に仕掛け好守の切り替えの速い展開となりそうだ。勝敗の鍵はサイドの攻防か?

 ヴェルスパ大分とラインメール青森の対戦は「レゾド」で開催。共に今季の目標達成とはならなかったが最後は勝利で締めくくりたい。今季のチーム最多入場者更新も出来るV大分としては前節では決定機にしっかり決め堅守のV三重相手に今季最多の4ゴール。今節も堅守が持ち味の相手に今節はホームで多くのゴールシーンを期待したい。直近3試合負けなしの青森は前節Honda相手に無失点ながらも5試合ぶりにゴールなし。今節は相手に攻められる時間が多くなるかもしれないがセカンドボールを奪ってからのカウンターでゴールを狙いたいところか?前回の対戦ではシュート数は同じ8本ずつながらも4-0で青森の勝利。V大分はホームで借りを返せるか?

 高知ユナイテッドSCとクリアソン新宿の対戦は「春野陸」で開催。既に今季の2位が確定しJ3Y.S.C.C.横浜との入替え戦に進むことが決定した高知。次につなげる戦いをこの試合ではしていきたい。新宿は引き分け以上で今季の残留が確定することから前半から積極的に仕掛けるというよりはまずはしっかり守って負けない戦いをしたいところか?前回の対戦では高知がアウェイで4ゴールを決め勝利したが今回は多くのゴールシーンというよりは1点を争う展開が予想される。勝敗の鍵は後半投入されてくる選手達か?試合終了間際に劇的なシーンが期待されそうな試合だ。

 アトレチコ鈴鹿とFCマルヤス岡崎の対戦は「AGF鈴鹿」で開催。前節6失点で敗れた鈴鹿はJFL入会6年で3度目の対戦相手の優勝シーンを見ることとなった。今節は心機一転今季3戦3敗のAGF鈴鹿で有終の美を飾りたい。まずは守備面での立て直しが鍵。相手のサイドからの攻撃には警戒したい。攻撃面ではタレントが揃っているだけに第28節の国立での再現を期待したいところだ。得点ランキングトップの人見拓哉は第17節以来となるゴールを決めることが出来るか?今季の13位が確定しているマルヤスは3試合連続1-1の引き分けで第24節以来勝利なし。攻撃力がある相手ではあるが前回の対戦でも開始早々にゴールを決め終盤にもゴールを決めて2-1で勝っているだけに序盤から仕掛け前回の再現を狙いたい。1点を争うというよりは多くのゴールシーンを期待したい。

 FCティアモ枚方と沖縄SVの対戦は「J-G堺メイン」で開催。枚方はJFL入会後初の入賞(3位以内)がかかる一戦。前節はゴール前での決め手にかけるもPKの1点を守り切っての勝利。今回は相手が序盤から積極的にくることが予想されるだけにまずかしっかり守っていきたいところか?沖縄の注目は得点ランキングトップに並んだ青戸翔が逆転で得点王になるかという点。今回は相手のマークも厳しくなるかもしれない。それでも持ち味の高さを活かしゴールを決めることができるか?前回の対戦ではホームで2-3で敗れた沖縄。前回の対戦ではセットプレーから2失点しているだけにしっかり対策して臨みたい。

 ミネベアミツミFCとブリオベッカ浦安の対戦は「宮崎県」で開催。勝てば16位の武蔵野とは得失点差が離れているだけに残留がほぼ確定するミネベアとしては前半から積極的に相手陣内で仕掛け先制して優位に進めたいところだ。但し終盤の守備に課題を残すだけに終盤に粘り強さを見せる浦安の攻撃陣に対してはしっかり人数をかけて守りたいところか?直近2試合ゴールがない浦安としては前半は相手が積極的にボールを入れてくることが予想され自陣でプレーをすることが多くなるかもしれないが前半は無失点で折り返したい。攻撃面では得意のサイドを使った攻撃からゴール前でしっかり詰めたい。前回の対戦ではミネベアが先制し勝利が見え始めたところで浦安が終了間際の2ゴールで逆転勝ち。今回も終了間際の劇的なゴールで決着となるか?

 前節で今季の優勝と2位が確定し、地域との入れ替え戦に回る16位の決定が最終節までもつれ込んだ今季のJFL。得点王争いも2人がトップに並び抜け出すのはどちらか?今季を振り返りながら楽しみたい第30節(最終節)だ。