第15節 V三重 vs ミネベア(2024/7/6)より
第26回日本フットボールリーグの第15節が7月6日(土)に3試合、7日(日)に3試合が開催され、首位の高知、2位の栃木C共に引き分け、3位の枚方が敗れ4位のV三重が勝ち3位に浮上した。
*6日に開催の横河武蔵野FC-レイラック滋賀、ブリオベッカ浦安-クリアソン新宿の2試合は雷の影響で前半途中に中断し、天候の回復が見込めないことから中止となった(後日再試合)。
6日は沖縄SVと高知ユナイテッドSCが「沖縄市陸」で対戦。猛暑の影響から前後半共にクーリングブレイクを実施したこの試合。前半は沖縄が優位に進める時間が多くCKで4回、6本のシュートを放つが高知の守備が堅く決定的に決めきれずゴールなし。高知は前半守備の時間が長くシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は高知が相手陣内でチャンスを多く作るようになり5本のシュートを放つも沖縄守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。沖縄もチャンスを作り3本のシュートを放つもゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。高知は今季初の引き分け、沖縄は3試合ぶりの勝点。
ヴィアティン三重とミネベアミツミFCは「ラピスタ」で対戦。前半からミネベアが相手陣内で仕掛ける時間が多くシュート4本を放つも決定機に決め切れずゴールなし。V三重はシュート3本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も85分まではミネベアペースで進み後半は6本のシュートを放ったがV三重の守りが堅くゴールが遠い。逆にV三重は86分にGKから寺尾憲祐が相手との競り合いから落としたボールに野口竜彦が前方に浮き球パスを出すと抜け出した加倉広海が右足で決め先制すると90+2分には相手のスローインから相手クリアボールがゴール前に上がり加倉広海が相手と競り合いながら頭で押し込み2点目。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。終盤の少ないチャンスをものにしたV三重が2-0で勝ち連勝で2位とは勝点差なしの3位に浮上した。ミネベアは前々節までと同様に終盤の2失点で敗れ前半を最下位で折り返した。
栃木シティとヴェルスパ大分は「CFS」で対戦。雷の影響で20分開始が遅れたこの試合は前半5分に栃木Cは左サイドからのクロスに中央で表原玄太が頭で落としたボールをゴール前に抜け出した藤原拓海が体勢を崩しながら右足で押し込み先制するが1分後にV大分は相手GKのボールをインターセプトした安島樹が落ち着いて右足でループシュートを決め追いつく。その後は前半だけで10本のシュートを放った栃木Cが優位に進め17分には相手ボールを奪ってのショートカウンターから関野元弥が左足で決め2点目。34分には藤原拓海が左サイドからドリブルで持ち込み左足で決め3点目を決め前半は栃木Cが3-1で折り返す。後半はV大分ペースで試合が進み67分には西村大吾が相手ボールをインターセプトしドリブルで持ち込み右足でミドルシュートを決め1点差に迫ると81分には自陣からのロングボールに中央で今村優介がつないだボールに抜け出した山﨑一帆が相手GKを交わしながら左足で決め同点に追いつく。栃木Cは後半シュートゼロでゴールなく試合終了。3-3の引き分けで勝点1ずつを分けあった。栃木2位、V大分は暫定8位で前半戦を折り返す。
7日はラインメール青森とFCティアモ枚方が「カクスタ」で対戦。前半は枚方が相手陣内で仕掛ける時間が多く3回のCK、4本のシュートを放つがゴールなし。青森はカウンターからチャンスを作るがシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は青森が相手陣内でチャンスを多く作るようになり80分に自陣からボールをつなぎベッサからのパスに齋藤来飛が左サイドからクロスを入れるとゴール前に走り込んで来た平田海斗が左足で合わせ先制。枚方も後半5本のシュートを放つが青森守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。虎の子の1点を守り切った青森が1-0で勝ち暫定6位に順位を上げた。敗れた枚方は連敗となり4位に順位を下げた。
FCマルヤス岡崎とソニー仙台FCは「マルヤス龍北」で対戦。前半21分にマルヤスは左サイドでボールをつなぎ武田夏輝がクロスを入れるとゴール前に走り込んだ西本雅崇が右足で決め先制。ソニーは35分にPKのチャンスを得るとこれを信太英駿が右足で右サイドに決め追いつき1-1の同点で前半を折り返す。後半マルヤスのチャンスは少なく2本のシュートでゴールなし。ソニーがボールを持つ時間が多くチャンスを作るが終盤まで追加点はなく。それでも90+6分にソニーは右サイドから後藤裕二がクロスを入れゴール前で相手FPのこぼれ玉を山田晋平が右足で決めこれが決勝点となりソニーは逆転勝ちで3試合ぶりの勝利。マルヤスは3試合ぶりの黒星となった。
アトレチコ鈴鹿とHonda FCは「四日市」で対戦。前半10分にHondaは松本和樹がクロスを入れゴール前の混戦から最後は川畑隼人が左足で決め先制。その後もHondaが優位に進める時間が多く前半は4本のシュートを放ったが追加点はなく。鈴鹿は前半シュート2本でゴールなく前半はHondaが1点リードで折り返す。後半は49分に鈴鹿がゴール前相手のクリアボールを平出涼が右足でミドルシュートを放ち前方左サイドにいた小野寺亮太にあたり軌道が変わってゴールに吸い込まれ同点。その後は互いに相手陣内で決定的なチャンスを作るがGKの好セーブ等もあり互いに守備が堅く後半はシュート2本ずつで2点目はなくこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。前半戦を終えHondaが暫定5位、鈴鹿は9位で折り返した。
次節(第16節)は7月13日(土)に3試合、14日(日)に4試合、15日(月・祝)に1試合が開催される。
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