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第26回JFL 第16節「沖縄SVが逆転で7試合ぶりの勝利!」


第16節 沖縄SV vs クリアソン新宿(2024/7/13)より

 第26回日本フットボールリーグの第16節が7月13日(土)に3試合、14日(日)に4試合、15日(月・祝)に1試合が開催され首位の高知、2位の栃木C共に接戦を制し勝点差は変わらず、沖縄は逆転で7試合ぶりの勝利。鈴鹿に入団した三浦知良は62分から出場し自身が持つ最年長出場記録を前回から602日更新の57歳139日とした。

 13日は沖縄SVとクリアソン新宿が「沖縄市陸」で対戦。前半は23分に新宿は左サイドからの直節FKに中山雄登が左足で放ったボールが直節ゴール右下隅に吸い込まれ先制。沖縄も相手陣内でチャンスを作り3本のシュートを放つがゴールなく新宿が1点リードで折り返す。後半は48分に新宿は大﨑淳矢が2枚目のイエローカードで退場になると数的優位に立つ沖縄は66分にゴール前のパス回しから池髙暢希が左サイドからクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ青戸翔が頭で詰め同点にすると72分には池髙暢希がゴール前のこぼれ球をドリブルで相手を交わしながら左足で決め逆転。87分には左CKからの相手クリアボールをつなぎ最後は右サイドから山田涼太がクロスを入れるとゴール前で相手のクリアボールがゴールに吸い込まれオウンゴールとなり沖縄が3点目。数的不利ながら新宿もチャンスを作りセットプレーのチャンスを得るがゴールには結びつかず試合終了。沖縄が3-1の逆転勝ちで第9節以来となる7試合ぶりの勝利となった。敗れた新宿は5試合勝利なし。

 ヴィアティン三重と高知ユナイテッドSCは「ラピスタ」で対戦。前半は互いに相手陣内でチャンスを作りV三重が2本、高知が5本のシュートを放つが互いに守りが堅くゴールなし。スコアレスで前半を折り返す。後半は高知が相手陣内で積極的にシュートを放つ展開で10本のシュートを放ち85分にはハーフウェーライン付近から上月翔聖が前方にパスを出すと抜け出した小林心が相手GKと1対1になり落ち着いて右足で決め先制。V三重はカウンター等からチャンスを作り4本のシュートを放つも高知の安定した守りを崩せず最後までゴールなく試合終了。高知が1点のリードを守り切り後半初戦も白星スタートで勝点を40まで伸ばした。敗れたV三重は開幕戦で敗れた借りを返せなかったが順位は3位をキープした。

 栃木シティとレイラック滋賀は「CFS」で対戦。前半は滋賀が相手陣内で仕掛ける時間が多く6本のシュートを放つが栃木C守備陣の好守もありゴールならず。栃木Cもカウンターからチャンスを作り3本のシュートを放つがゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は栃木Cが優位に攻める時間が多く77分に左サイド直節FKからのボールにゴール前競り合いから西山大雅が頭でつないだボールを宇都木峻が相手を交わしながら左足で決め先制。滋賀も攻撃の新戦力を投入しゴールを狙ったが栃木C守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。栃木Cが1-0で勝ち開幕戦で敗れた借りを返した。滋賀は今季6敗目で暫定9位に順位を下げた。

 14日はソニー仙台FCとHonda FCが「めぐみB」で対戦。前半はHondaが優位に攻める時間が多くシュート3本を放つがゴールなし。ソニーはシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は開始早々の47分にソニーがカウンターから左サイドに展開し吉野蓮がクロスを入れるとゴール前に走りこんだ勝浦太郎が相手と競り合いながら右足で押し込み先制。その後もソニーはチャンスを作るが追加点はなし。後半もHondaがボールを持つ時間が多く4本のシュートを放つもソニー守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。虎の子の1点を守り切ったソニーが1-0で勝ち今季初の連勝。敗れたHondaは3試合連続勝利なし。

 ラインメール青森とミネベアミツミFCは「新青森球」で対戦。前半は互いに相手陣内にボールを運びチャンスを作るがシュート3本ずつでゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半はミネベアが相手陣内で仕掛ける時間が多くシュート8本を放つが青森の堅い守りの前にゴールが遠く。終盤になりミネベアの運動量が落ちてくると青森は相手陣内で積極的に仕掛け86分には右サイドで相手のクリアボールを奪いゴール前でつないだボールからヴィニシウスがシュートし相手GKのこぼれ球を村上弘有が左足で詰め先制。その後は相手に決定的なチャンスを作らせず試合終了。青森が1-0で勝ち連勝。ミネベアは2試合連続ゴールなく連敗となった。

 アトレチコ鈴鹿とヴェルスパ大分は「三交鈴鹿」で対戦。前半から相手陣内で積極的に仕掛けるV大分は10本のシュートを放ったが鈴鹿守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。鈴鹿はカウンターからチャンスを作るがシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も相手陣内で積極的に仕掛けるV大分は59分に瓜生昂勢からパスに抜けだした中井崇仁がシュートし相手GKが右足でクリアするが鈴木啓太郎が左サイドから右足で詰め先制。V大分は後半も二桁の12本のシュートを放ったが追加点はなし。鈴鹿は62分に三浦知良を投入し攻撃面でのチャンスが増え5本のシュートを放つがV大分の安定した守りの前に最後までゴールが遠く追いつくことができず試合終了。V大分が1-0で勝ち暫定6位に順位を上げた。鈴鹿は3試合ぶりの黒星となった。

 横河武蔵野FCとFCティアモ枚方は「武蔵野」で対戦。武蔵野は前半17分に左ショートコーナーからつないだボールに杉山弾斗がクロスを入れるとゴール前ニアサイドで小口大司が頭で合わせ先制。枚方は前半相手を上回る7本のシュートを放つもゴールなく前半は武蔵野が1-0で折り返す。後半は74分に左サイド直接FKからのボールに相手のクリアボールを距離のある位置から小林大地がダイレクトで放ったシュートがゴール右隅に決まり2点のリード。枚方は78分にPKのチャンスを得ると後藤卓磨が右足で決め1点を返す。そして終了間際の90+6分に枚方は左サイドのスローインからボールをつなぎ宮崎樹からのロングボールにゴール前に走りこんだ石井大生が右足で詰め2-2の引き分けに持ち込んだ。枚方は3試合ぶりの勝点、武蔵野は4試合ぶりの勝点となった。

 15日はFCマルヤス岡崎とブリオベッカ浦安が「マルヤス龍北」で対戦。前半は序盤から浦安が相手陣内で積極的に仕掛け31分には左からのクロスに峯優斗が折り返したボールを東駿が頭で押し込み先制。しかしマルヤスは39分に中央でつないだボールから岡部拓実が出したパスに抜け出した加藤隼登が相手を交わしながら右足で決め同点とし1-1で前半を折り返す。後半は中盤までは互いにチャンスは少なかったが浦安は79分に自陣からつなぎ峯優斗がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前に走りこんだ村越健太が右足で決め再びリード。浦安は90+4分に退場者を出すが守備陣がマルヤスの猛攻を抑えこのまま試合終了。浦安が1点のリードを守り切って勝ち第13節以来の勝利。マルヤスは連敗となった。

 夏季中断期間前最後となる次節(第17節)は7月20日(土)に5試合、21日(日)に3試合が開催される。