第26節 ヴィアティン三重 vs FCティアモ枚方(2024/10/27)より
第26回日本フットボールリーグの第26節が10月26日(土)に2試合、27日(日)に6試合が開催され首位の栃木Cと2位の高知が共に引き分けで勝点5差は変わらず、3位の滋賀は勝ち2位との勝点差を5に縮め、V三重が枚方に勝ち4位に浮上し2位との勝点差を7とした。鈴鹿の三浦知良は2022年第30節のFC神楽しまね戦以来となる先発出場で後半の55分まで出場し自身が持つ最年長出場記録を57歳243日とした。
26日はアトレチコ鈴鹿とソニー仙台FCが「三交鈴鹿」で対戦。前半はソニーが相手陣内で仕掛ける時間が多く6本のシュートを放ち決定的なシーンも作ったが鈴鹿GKディアゴ・ワシントンの好セーブもありゴールなし。鈴鹿も4本のシュートを放ち決定的なシュートがバーにあたるなどゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は好守の切り替えの速い展開で互いにチャンスを作り鈴鹿が6本、ソニーが5本のシュートを放つが互いの守備陣が体を張った守りでゴールを許さずゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。
栃木シティとHonda FCは「CFS」で対戦。前半序盤のHondaの猛攻を凌いだ栃木Cは相手陣内で6本のシュートを放つがゴールなし。Hondaは前半シュート2本でゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は栃木Cが69分に中央で関野元弥が出したパスを平岡将豪がつなぎ最後は宇都木峻が左足で放ったミドルシュートがゴール左隅に決まり先制。しかしHondaは74分に右CKからのボールに相手GKのクリアボールを知花康士朗が右足で放ったループシュートがゴール左隅に決まり同点。その後は栃木Cが優位に攻める時間が多く後半は9本のシュートを放つが追加点なし。Hondaは後半シュート4本でこちらも追加点なく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。首位の栃木Cは2位との勝点差が変わらず、Honda首位との勝点差が13のままとなり連覇はなくなった。
27日はブリオベッカ浦安と高知ユナイテッドSCが「青葉の森」で対戦。浦安は前半13分に左サイドから若杉好輝がクロスを入れるとゴール前ニアサイドで植松瑛がスルーし峯勇斗が左足で決め先制。その後も優位に攻める浦安は前半6本のシュートを放つも追加点はなし。高知は前半シュートゼロでゴールなく浦安が1-0で折り返す。後半は高知が相手陣内で仕掛ける時間が多くなりシュート6本を放ち85分には左サイドからのクロスに相手のクリアボールをゴール前で小林大智が頭でつなぎ最後は上月翔聖が右足で豪快なミドルシュートを決め追いつくとその後は浦安陣内で何度も決定的なチャンスを作るが浦安守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。浦安は後半シュート3本で追加点なしで終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。4連敗中の高知は5試合ぶりの勝点で首位との勝点差は変わらず、浦安は連勝ならず。
ラインメール青森とレイラック滋賀は「むつ」で対戦。滋賀は前半23分にカウンターから田部井悠がドリブルで駆け上がりパスを出すと前方に抜け出した三宅海斗が落ち着いて左足で決め先制。青森は343分にゴール前の浮き球パスをゴール前でベッサが落としヴィニシウスが右足で決め同点。その後は互いにチャンスを作るが追加点はなく1-1の同点で前半を折り返す。後半は互いに相手陣内にボールを運ぶもののシュートまで持っていけない時間が続いたが78分に滋賀はPKのチャンスを得るとロメロフランクが右足で右下隅に決め再びリード。その後は互いの守備が堅くゴールなしで試合終了。滋賀が1点のリードを守り切り連勝で2位との勝点差を5に縮めた。青森は連敗となり今季の2位以内がなくなった。
FCマルヤス岡崎とクリアソン新宿は「マルヤス龍北」で対戦。マルヤスは前半26分に左サイドでボールをつなぎ前田央樹がクロスを入れるとゴール前に飛び込んだンダウターラが右足で直接合わせ先制。新宿は36分に右CKからのボールにニアサイドで澤井直人がつないだボールを西山大樹が右足で決め同点。その後は互いにチャンスが少なく1-1の同点で折り返す。後半は新宿が相手陣内でチャンスを多く作るようになりハーフェイライン付近で相手ボールを奪い中山雄登からのパスに左サイドから上野正騎がクロスを入れるとゴール前で齊藤和樹が頭で合わせ逆転。マルヤスは後半シュート3本でゴールなし。新宿が1点のリードを守り切り第20節以来の勝利で14位に順位を上げた。マルヤスは連敗で順位13位は変わらず
ヴィアティン三重とFCティアモ枚方は「ラピスタ」で対戦。前半42分にV三重は右からのクロスにゴール前で山内寛史がつないだボールを田村翔太が右足でダイレクトボレーシュートを決め先制。枚方は前半相手を上回る8本のシュートを放つがV三重守備陣の守りが堅くゴールなし。V三重が1点リードで折り返す。後半は68分にV三重が相手のクリアボールをつなぎ荒川永遠が左サイドからクロスを入れると逆サイドで待ち構えていた池田直樹が頭で押し込み2点目。枚方は後半シュート3本を放つがV三重の安定した守りの前に最後までゴールなく試合終了。V三重が2-0で勝ち4位に浮上。枚方は連勝が止まり4試合ぶりの黒星となった。
横河武蔵野FCとヴェルスパ大分は「武蔵野」で対戦。前半19分にV大分は右サイドの縦パスから日根野達海がクロスを入れるとゴール前に走りこんだ小倉貫太が右足で決め先制。43分には左サイドから藤本拓臣がクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ今村勇介が頭で押し込み2点目。武蔵野は前半4本のシュートを放ったが決定機に決めきれずV大分が2点リードで折り返す。後半は武蔵野が66分に右CKから相手のクリアボールを左サイドで阿部拓馬がボールをキープしクロスを入れると大桃海斗が右足で抑えたボールでゴール右下隅に決め1点を返す。その後も後半はシュート5本を放った武蔵野が優位に攻める時間が多かったがV大分守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。V大分が1点差で逃げ切り3試合ぶりの勝利で2位以内へ望みをつないだ。武蔵野は連敗となり15位に順位を下げた。
沖縄SVとミネベアミツミFCは「タピスタ」で対戦。ミネベアは前半15分に左サイドのロングスローから相手のクリアボールをつなぎ左サイドからクロスを入れ相手がクリアした浮き球を左サイドから大川智己が右足で決め先制。沖縄は32分に右サイドからクロスを入れ長井響が頭で折り返したボールをゴール前で池髙暢希が左足で決め同点。その後は互いにチャンスに決めきれず1-1の同点で折り返す。後半はシュート数で沖縄7本、ミネベア2本が示すとおり沖縄が優位に攻める時間が多かったが決定機に決め切れず。ミネベアもチャンスを作るが後半はゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1を分けあった。沖縄は今回もホームで勝てず最下位のミネベアは15位との勝点差が4に広がった。
次節(第27節)は11月2日(土)に3試合、3日(日・祝)に5試合が開催される。
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