第28節 高知ユナイテッドSC vs ソニー仙台FC(2024/11/10)より
第26回日本フットボールリーグの第28節が11月9日(土)に2試合、10日(日)に5試合、11日(月)に1試合が開催され首位の栃木Cと2位の高知が共に引き分けたため、優勝決定は次節以降に持ち越された。3位のV三重が敗れ、4位の滋賀が引き分けたため高知の2位以上が確定した。鈴鹿の三浦知良は前節に続き怪我のためベンチ外となった。
9日はFCティアモ枚方とヴェルスパ大分が「J-G堺メイン」で対戦。前半29分に枚方は左からのクロスにゴール前で後藤卓磨がつないだボールを左サイド角度のない所から阿部隼人が左足で決め先制。枚方が前半シュートこの1本に対しV大分が8本のシュートを放つが枚方の守りが堅くゴールなし。前半は枚方が1-0で折り返す。61分に枚方は右サイドから山口隆希がドリブルで駆け上がり前方にパスを出すと抜け出した後藤卓磨が決め2点目。68分には自陣から石井大生が前方にロングボールを入れると抜け出した竹下玲王が相手との競り合いから左足で決め3点目。V大分は前掛かりに攻める時間が多く後半も8本のシュートを放つが枚方の堅い守りの前にゴールなく試合終了。枚方が3-0で勝ち連勝で5位に浮上。V大分は3試合ぶりの黒星となった。
沖縄SVと横河武蔵野FCは「糸満西崎」で対戦。前半21分に沖縄は左サイドからつないだボールに最後は青戸翔が左足で決め先制。27分にはPKのチャンスを得るとこれを青戸翔が右足で決め2点目。44分には右CKからのボールにゴール前で樋口堅が頭で決め3点目。武蔵野は前半4本のシュートを放つが決定機に決め切れず沖縄が3-0で折り返す。後半は武蔵野が相手陣内でチャンスを作る時間が多くなり6本のシュートを放つが沖縄の安定した守備を崩せずゴールなし。逆に同じ6本のシュートを放った沖縄は89分に自陣からのロングボールに抜け出した大城佑斗が右サイドからクロスを入れるとゴール前で儀保幸英が左足で決め4点目。その後は武蔵野の反撃を抑えた沖縄が4-0で勝ち第16節以来となるホームでの勝利。武蔵野は3連敗となり順位は最下位に。
10日はブリオベッカ浦安と栃木シティが「柏の葉」で対戦。勝てば優勝の可能性のある栃木Cは前半から浦安陣内で再三チャンスを作り8本のシュートを放つが浦安の堅い守りの前にゴールならず。浦安はカウンターからチャンスを作りシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半も前半同様に栃木Cが浦安陣内で仕掛ける時間が多くシュート7本を放つが浦安GK本吉勇貴が好セーブで何度もピンチを救い守備陣が体を張った守りでゴールを許ざす。浦安は前半同様にカウンターからシュート1本でゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。浦安は4試合負けなし、栃木Cはこれで16試合負けなしで2位との勝点差は5のまま次節での優勝決定に向け前進。
高知ユナイテッドSCとソニー仙台FCは「春野陸」で対戦。前半から高知が相手陣内で仕掛けチャンスを作る時間が多く5本のシュートを放つが決定機に決め切れず。ソニーは35分に右サイドのスローインからつないだボールに小池陸斗がドリブルで中央に切り込み右サイドにパスを出すと受けた山田晋平がドリブルで駆け上がり右足で決め先制。ソニーが前半を1点リードで折り返す。後半も高知が優位に攻める時間が多く相手陣内で決定的なシーンを作るがなかなかゴールネットを揺らすことが出来ず終盤へ。82分に高知は左サイドから上月翔聖がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとファーサイドに走り込んだ吉田知樹が左足で合わせ同点。その後も逆転を狙って後半は6本のシュートを放つが逆転ならず。ソニ-は後半シュート3本でゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。高知は首位との勝点差を詰めることができなかったが今季の2位以内を確定させた。ソニーは直近5試合負けなし。
FCマルヤス岡崎とレイラック滋賀は「マルヤス龍北」で対戦。前半は互いに相手陣内でチャンスを作りマルヤスがシュート4本、滋賀がシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は47分にマルヤスは左サイドから江口稜馬がクロスを入れると中央で相手FPのクリアボールを相手GKが処理を誤りボールを拾った岡部拓実がガラ空きとなったゴールに右足でループシュートを決め先制。その後は滋賀が相手陣内で攻める時間が多くなり73分には左サイドでつないだボールから北條真汰がクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ森本ヒマンが頭で押し込み同点。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。マルヤスは今季の残留を確定させ、滋賀は今季の2位以内がなくなった。
ヴィアティン三重とラインメール青森は「ラピスタ」で対戦。青森は21分に右サイドのロングスローから相手のクリアボールをつなぎ右サイドから山口和樹がクロスを入れるとゴール前で大石悠介がワントラップして左足で決め先制。30分には右サイドから岸田翔平のパスを受けた河西真がクロスを入れるとゴール前ニアサイドで村上弘有が右足で合わせ2点目。V三重は前半4本のシュートを放つが決定機に決め切れず前半は青森が2点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内でチャンスを作るがゴールなく終盤へ。90+4分に左サイドからのロングボールをゴール前で谷奥健四郎が頭で落とし梁賢柱がシュート、相手GKのこぼれ球を山内寛史が左足で詰め1点を返すがその後は追いつくことが出来ず試合終了。青森が1点差で勝ち7試合ぶりの勝利。V三重は7試合ぶりの黒星で今季の2位以内がなくなった。
ミネベアミツミFCとHonda FCは「いちご」で対戦。前半はHonda優位の展開も互いに相手陣内でチャンスを作りミネベアがシュート4本、Hondaが5本のシュートを放つも互いに決定機に決め切れずスコアレスで前半を折り返す。後半は50分にミネベアが直接FKからゴール前で大脇瑞城が頭でつなぎ相手のクリアボールに大塚尋斗が右足でシュート、相手GKのこぼれ球を越野雄太が右足で決め先制。その後はHondaが相手陣内でのチャンスが多くなり後半は6本のシュートを放つがミネベアGK天本幹士郎の好セーブや守備陣が体を張った守りで最後までゴールを許さずこのまま試合終了。虎の子の1点を守り切ったミネベアが1-0で勝ち9試合ぶりの勝利で最下位脱出。Hondaは今季初の連敗となった。
11日はクリアソン新宿とアトレチコ鈴鹿が「国立」で対戦。JFLで3番目に多い14,907人の来場者の中、前半13分に鈴鹿は坂本敬からのロングボールを受けた濱名真央が左サイドから右足でミドルシュートを決め先制すると、34分にはゴール前でボールをつなぎ相手のクリアボールを小野寺亮太が左足でミドルシュートを決め2点目。新宿もチャンスを作り7本のシュートを放つが決定機に決めきれず前半は鈴鹿が2点リードで折り返す。後半は相手陣内で新宿が多くのチャンスを作り8本のシュートを放つが鈴鹿の守備陣が堅くゴールが遠く。逆に鈴鹿は83分にはゴールラインギリギリのところで萩原大河が相手ボールを奪いクロスを入れるとゴール前で福元友哉が頭で合わせダメ押しとなる3点目。その後は新宿の反撃を抑えた鈴鹿が勝ち5試合ぶりの勝利。新宿は連敗で15位に後退。
次節(第29節)は11月16日(土)に2試合、17日(日)に6試合が開催される。
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