第29節 栃木シティ vs アトレチコ鈴鹿(2024/11/17)より
第26回日本フットボールリーグの第29節が11月16日(土)に2試合、17日(日)に6試合、が開催され首位の栃木CはJFL初の「カンセキ」開催で9,531人の来場者の中、鈴鹿相手に6-0で快勝し、今季のJFL優勝と来季からのJ3参入が決定した。また高知の2位が確定しJ3で19位のYS横浜との入れ替え戦が決定した。鈴鹿の三浦知良は今節も怪我のためベンチ外となった。
16日はクリアソン新宿とミネベアミツミFCが「味フィ西」で対戦。前半40分に新宿は左サイドの直接FKからのボールに大﨑淳矢が頭で合わせたボールが相手GKの頭上を越え先制。前半終了間際にはPKのチャンスを得ると齊藤和樹が右足でゴール左隅に決め2点目。前半序盤から相手陣内にボールを入れ相手を上回る6本のシュートを放ったミネベアだったが新宿の堅い守りの前にゴールならず。前半は新宿が2-0で折り返す。後半もミネベアが相手ゴール前にボールを入れていくシーンが多く新宿守備陣が体を張ってゴールを阻止。それでも、ミネベアは80分に大塚尋斗が右サイドでのドリブルから飛足で豪快なミドルシュート決め1点を返す。新宿は後半シュート2本で追加点なく。ミネベアは試合終了まで相手ゴール前に積極的にボールを入れ後半も相手を上回るシュート4本を放つがあと1点が遠く試合終了。新宿が2-1で勝ち順位を14位に上げ今季残留に向け大きく前進した。敗れたミネベアは15位に順位を落とした。
横河武蔵野FCとソニー仙台FCは「武蔵野」で対戦。前半38分にソニーは左サイド直接FKからのボールにゴール前で長江皓亮が頭で合わせ先制。前半はシュート3本を放つも追加点はなし。武蔵野も相手陣内でチャンスを作り3本のシュートを放つがゴールなくソニーが1点リードで折り返す。後半は58分に武蔵野はPKのチャンスを得るとこれを小林大地が左足で決め追いつく。しかしソニーは63分に右サイドから布方叶夢が右サイドからドリブルで持ち込みクロスを入れるとゴール前で山田晋平が頭で合わせ再びリード。武蔵野は後半相手を上回る7本のシュートを放ったが決定機に決めきれずこのまま試合終了。ソニーが1点差で勝ち直近6試合負けなし。武蔵野は5連敗となり最下位のまま。
17日はブリオベッカ浦安とFCティアモ枚方が「柏の葉」で対戦。前半は互いに相手陣内でチャンスを作るが浦安が2本、枚方が3本とシュートは少なくゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は前半よりも互いに相手陣内でチャンスが増え浦安は5本のシュートを放つが枚方守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。枚方は後半6本のシュートを放ち71分にPKのチャンスを得るとこれを後藤卓磨が右足で決め先制。その後は浦安の反撃を抑え虎の子の1点を守り切って勝ち3連勝で4位に浮上した。浦安は5試合ぶりの黒星となった。
ラインメール青森とHonda FCは「新青森球」で対戦。前半から互いに相手陣内にはボールを運ぶものの青森がシュート2本、Hondaがシュート1本と少なくゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半はHondaが相手陣内で優位に攻める展開も相手の守りが堅く決定的なチャンスが少ない。それでも4本のシュートを放ったがゴールが遠く。青森もカウンター等からチャンスを作ったがシュート2本でゴールなくこのまま試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。
FCマルヤス岡崎と高知ユナイテッドSCは「マルヤス龍北」で対戦。既に2位以内が確定しているが逆転優勝を狙う高知は前半10分に右サイドのスローインから右サイドで金原朝陽がドリブルで持ち込みクロスを入れるとゴール前で内田優晟が頭で合わせ先制。しかし前半はシュート2本で追加点はなし。マルヤスは相手を上回るシュート4本を放つがゴールなく前半は高知が1点リードで折り返す。後半はシュート1本でゴールのない高知に対し5本のシュートを放ったマルヤスが左サイドから江口和磨がクロスを入れるとファーサイドに走り込んだ原耕太郎が右足で決め同点。その後は互いにチャンスを作るがゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分けあった。マルヤスは3試合連続1-1の引き分け。高知も2試合連続の引き分けで今季の2位が確定し12月1日、7日に開催されるJ3のYS横浜とのJ3・JFL入替え戦に臨む。
ヴィアティン三重とヴェルスパ大分は「ラピスタ」で対戦。前半7分にV大分は自陣からのロングボールに左サイドから小倉貫太がクロスを入れるとゴール前で中村真人がゴール前で頭で合わせ先制すると45+1分には相手との競り合いから抜け出した小倉貫太が右足で決め2点目。しかし前半終了間際にV三重は上田駿斗がゴール前のこぼれ球から右足でミドルシュートを決め1点を返す。前半はV大分が1点リードで折り返す。後半は60分にV大分はPKのチャンスを得るとこれを堀研太が左足で決め3点目。71分には右サイドからのクロスにゴール前に飛び込んだ中井崇仁が頭で決め4点目。V三重は後半シュート4本を放つがゴールなく試合終了。V大分が3点差で勝ち3試合ぶりの勝利。V三重は連敗となった。
沖縄SVとレイラック滋賀は「沖縄市陸」で対戦。雷の為、1時間30分遅れの開始となったこの試合。前半は優位に攻める沖縄が9本のシュートを放ち25分には長井響が左サイドからドリブルで駆け上がり右足でシュートを放ち相手GKのこぼれ球を川中健太が左足で決め先制。滋賀は前半シュート1本でゴールなく前半は沖縄が1-0で折り返す。後半は70分に滋賀がPKのチャンスを得るとこれを竜田柊士が右足で決め同点とすると85分には中央でボールをつなぎ最後は竜田柊士が右足でミドルシュートを決め逆転。沖縄は後半シュート1本でゴールなく試合終了。滋賀が逆転で勝ち3位をキープ。沖縄はホーム連勝ならず。
栃木シティとアトレチコ鈴鹿は「カンセキ」で対戦。勝てば優勝が決まる栃木Cは前半6分に相手のクリアボールを奪った鈴木国友がドリブルで持ち込み右足で決め先制すると25分には右サイドからのロングボールにゴール前に抜け出した鈴木国友がドリブルから右足で決め2点目。34分には右サイドからのクロスにゴール前で宇都木峻が頭で決め3点目。37分には平岡将豪のゴール前ドリブルからのパスに受けた岡庭裕貴が右足で決め4点目。鈴鹿も前半は栃木Cと同じ5本のシュートを放つが決定機に決められず前半は栃木Cが4-0で折り返す。後半は7本のシュートを放った栃木Cが53分に右サイドからのクロスにゴール前で吉田篤志が頭で決め5点目。終了間際にはゴール前でつないだボールから最後は表原玄太が左足で決め6点目。鈴鹿は後半シュート4本を放つも栃木Cの堅い守りの前に最後までゴールなく試合終了。栃木Cが6-0で快勝し前回の対戦で5失点で敗れた相手に借りを返した。そして今季の優勝を決め来季はJ3に戦いの場を移すこととなった。鈴鹿は今季最多失点で敗れた。
今季最終節となる次節(第30節)は11月24日(日)に全8試合が13時に開催される。
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