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第25回JFL 第18節「ヴェルスパ大分が今季ホームで3勝目」


第18節 ヴェルスパ大分 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC(2023/7/30)より

 第25回日本フットボールリーグの夏季中断期間前の最後となる第18節が7月29日(土)に1試合、30日(日)に6試合が開催され、首位のHondaと2位のソニーは共に勝ち順位も勝点差も変わらず、ミネベアに勝った青森が3位に浮上し、V大分はホームでは第5節以来となる3勝目で7位、浦安は4連勝で8位に順位を上げた。
 *試合なし:鈴鹿ポイントゲッターズ

 29日はHonda FCとヴィアティン三重が「都田」で対戦。前半から優位に攻めるHondaは8本のシュートを放つもV三重の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。V三重は攻撃面でチャンスが少なくシュートゼロでゴールなく、前半はスコアレスで折り返す。後半は60分にHondaが右サイド鈴木雄也からの直接FKにゴール前フォアサイドに走り込んだ児玉怜音が右足で合わせ、一度は相手GKが弾くもこぼれ球を自ら右足で詰め先制。80分には右サイド縦のロングボールから弓場堅真が右サイドからドリブルで持ち込み左足でシュートを放ち、相手GKが弾いたボールを鈴木理久が頭で押し込み追加点。V三重もカウンターからチャンスを作るがHondaの守りが堅くシュート1本でゴールなく試合終了。Hondaが2-0で勝ち6連勝とし首位で勝点を33まで伸ばした。敗れたV三重は4試合勝利なし。

 30日はラインメール青森とミネベアミツミFCが「カクスタ」で対戦。前半は互いに相手陣内に攻め込むシーンがあるものの互いに守りも堅く2本ずつのシュートを放つがゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は74分に青森がPKのチャンスを得るとこれをヴィニシウスが右足で決め先制。その後もチャンスを作り5本のシュートを放った青森だったが追加点はなし。ミネベアも相手陣内でチャンスを作るが青森の堅い守りの前に後半は3本のシュートを放つが最後までゴールが遠くこのまま試合終了。虎の子の1点を守り切った青森が1-0で勝ち連勝で3位に浮上。ミネベアは3試合ぶりの黒星となった。

 高知ユナイテッドSCとFCマルヤス岡崎は「春野陸」で対戦。高知は前半3分にPKのチャンスを得るとこれを横竹翔が右足で決め先制。マルヤスは10分に左CKからゴール前の混戦からのこぼれ球を最後は今節から新加入のンダウターラが右足で決め同点。しかし高知は前半終了間際の45分左CKからのボールにニアサイドに飛び込んだ今井那生が左足で合わせ2点目。高知が前半を2-1で折り返す。後半はマルヤスがボールの主導権を握る時間が多く4本のシュートを放ったが高知守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。高知は後半2本のシュートでゴールなく追加点はなしで試合終了。前半のリードを守り切った高知が2-1で勝ち2試合ぶりの勝利で8月2日に開催される天皇杯ラウンド16(対J1川﨑)に向けて弾みをつけた。マルヤスは8試合ぶりの黒星となった。

 レイラック滋賀とソニー仙台FCは「東近江」で対戦。前半34分にソニーは右サイドで繋いだボールにゴール前で伊藤綾汰が横パスを左に出すと走り込んだ鈴木啓太郎が右足で決め先制。その後も追加点を狙ったソニーだったが決定機に決め切れず。滋賀は相手陣内でチャンスを作るがシュート1本でゴールなくソニーが1点リードで折り返す。後半は60分に滋賀がPKのチャンスを得るとこれを服部航平が右足で決め同点に追いつく。しかしソニーは72分に左サイドでボールを繋ぎ秋元佑太からのスルーパスを抜け出した勝浦太郎が左足で決め再びリード。86分には左サイドで伊藤綾汰がボールをキープしながらゴール前にクロスを入れるとニアサイドに走り込んだ秋元佑太が右足アウトサイドで決め3点目。後半の滋賀はソニー(6本)を上回る7本のシュートを放ったが得点はPKの1点のみで試合終了。ソニーが2点差をつけ勝ち2位をキープ。滋賀は今季初の連敗となった。

 沖縄SVとブリオベッカ浦安は「沖縄市陸」で対戦。風向きが一定しないなかで、前半は互いに相手陣内に攻め込みチャンスを作るが互いに守りも堅くシュート2本ずつでゴールなし。スコアレスで前半を折り返す。後半は51分に沖縄が飯島翼からのスルーパスに抜け出した飯島翼が左サイドからシュートを放ち相手GKがクリアしたボールを一木立一が右足でミドルシュートを決め先制すると浦安は56分に左サイドのスローインからボールを繋ぎ村越健太からのクロスボールをニアサイドに走り込んだ井上 翔太郎が頭で合わせ同点に追いつく。その後は浦安がボールの主導権を握る時間が多くなり、終了間際の90+5分に浦安は右サイドからのクロスにゴール前の混戦からこぼれたボールを小泉隆斗が左足で決めゴールが決まり試合終了。浦安が2-1の逆転勝ちで4連勝、8位に順位を上げた。沖縄は4連敗となた。

 ヴェルスパ大分と東京武蔵野ユナイテッドFCは「レゾサA」で対戦。前半は攻守の切り替えの早い展開から互いに相手陣内でチャンスを作りV大分が8本、武蔵野が7本のシュートを放つが互いの守備陣の攻守もありゴールがなく前半はスコアレスで折り返す。後半も前半同様に互いに相手陣内まで攻め込み前半と同じシュート数を放つが互いに守りも堅くゴールなく終盤へ。そして90+2分にV大分は左サイドで杉山耕二が相手ボールをインターセプトしドリブルで駆け上がりゴール前にクロスを入れるとゴール前で薮内健人がシュートし相手のこぼれ球から最後は松木駿之介のパスに酒井信麿が右足で決め、これが決勝点となりV大分がホームでは第5節以来となる3勝目で7位に順位を上げた。敗れた武蔵野は5試合勝利なし。

 クリアソン新宿とFCティアモ枚方は「味スタAGF」で対戦。新宿は11分に右サイドからのクロスにゴール前で佐野翼が頭で合わせ先制。その後は互いに相手陣内でチャンスを作るが新宿は前半4本のシュートを放つも追加点はなし。枚方も3本のシュートを放ったがゴールはなく前半は新宿が1-0で折り返す。後半は10本のシュートを放った枚方が76分に枚方は左サイドから逆サイドに展開したボールを受けた宮崎樹が右サイドからクロスを入れると走り込んだ津村夢人が左足で決め同点に追いつくとその後もチャンスを作るが新宿守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。新宿は後半シュート2本でゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。新宿は4位に順位を落とした。枚方は10位。

 次節(第19節)は夏季中断明けの9月2日(土)に4試合、3日(日)に3試合が開催される。