第28節 Honda FC vs FCマルヤス岡崎(2023/11/11)より
第25回日本フットボールリーグ第28節が11月11日(土)に3試合、12日(日)に4試合が開催され、首位のHondaは11日にマルヤスに勝ち12日には2位のソニーが青森に敗れたためHondaの第21回大会以来となる10度目の優勝が決定した。注目の2位争いは2位のソニー勝点43に対し3位の滋賀が勝点40、青森が39で4位に浮上しJ3との入替え戦対象となる2位確保へ望みを繋いだ。新宿はミネベアに勝ち連敗を止め、浦安は17試合ぶりの黒星となった。
*試合なし:東京武蔵野ユナイテッドFC
11日はHonda FCとFCマルヤス岡崎が「都田」で対戦。前半から優位に攻めるHondaはシュート5本を放つが決定機に決め切れず。マルヤスはシュートゼロでゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半はHondaが58分に右サイドからのロングボールに逆サイドで岸田悠佑が頭で落とし岡﨑優希がゴール前に入れ鈴木理久が相手との競り合いでキープし後方にパスを出し鈴木雄也がゴール前にパスを入れると佐々木俊輝が落ち着いて右足で決め先制。Hondaは後半も6本のシュートを放つも追加点はなし。マルヤスは後半もチャンスが少なくシュート1本でゴールなく試合終了。Hondaが勝点を50まで伸ばし、この時点で2位のソニーとの勝点差を7に広げ翌日のソニーが青森に敗れたため今季のHondaの優勝が決定した。マルヤスは4試合ぶりの黒星となった。
第28節 Honda FC vs FCマルヤス岡崎(2023/11/11)より
クリアソン新宿とミネベアミツミFCは「味スタAGF」で対戦。前半21分に新宿はPKのチャンスを得るとこれを赤井シャロッド裕貴が決め先制。ミネベアは29分にやや右サイドの直接FKからのボールにゴール前で大川智己が頭で合わせ同点に追いつく。新宿は40分に左サイドから中央でボールを繋ぎ最後は澤井直人が右足で豪快なミドルシュートを決め新宿が2-1で折り返す。後半は風上のミネベアが相手陣内にボールを入れシュート7本を放つも新宿の堅い守りの前にゴールならず。逆に新宿は83分に自陣から繋いだボールをゴール前で瀬川和樹がシュートし相手GKのこぼれ球を佐野翼が右足で詰め3点目。終了間際の90+4分にはペナルティエリア内からの間接FKから上田康太が瀬川和樹にパスを出し瀬川和樹が繋ぎ上田康太が左足でゴール左上隅に決めダメ押し。新宿が4-1で勝ち6試合ぶりの勝利、ミネベアは4試合ぶりの黒星となった。
高知ユナイテッドSCとブリオベッカ浦安は「春野陸」で対戦。前半から攻撃力のある浦安が相手陣内にはボールは入れるものの高知の守りが堅くシュート2本でゴールなし。逆に高知かカウンター等から3本のシュートを放ち41分に右CKからのボールにゴール前相手FPのこぼれ球を今井那生が右足で放ったシュートから栗原純弥が頭で決め先制、高知が1-0で折り返す。後半は浦安が相手陣内で積極的に仕掛け6本のシュートを放ち90+1分に自陣からの速攻で左サイドから吉田武史がクロスを入れるとゴール前に走り込んだ村越健太が右足インサイドで合わせ同点。しかし高知は終了間際の90+3分に左CKからのボールにゴール前ニアサイドで今井那生が頭で繋いだボールにファーサイドで待ち構えていた金井冬土が頭で詰め再びリード。この後の相手のワンプレー後に試合終了。高知が2-1で勝ち3試合ぶりの勝利、浦安は第10節の今季初勝利からの16戦負けなしが止まり17試合ぶりに黒星となった。
12日はラインメール青森とソニー仙台FCが「新青森球」で対戦。前日からの雪の影響もあり気温4.8℃の中、前半13分にソニーは左ショートコーナーから伊藤綾汰がゴール前にクロスを入れると澤田雄大が頭で合わせ先制。青森は15分に左CKからのボールに山口和樹が頭で合わせ同点とすると35分にPKのチャンスを得ると船山貴之が右足で決め逆転し青森が前半を2-1で折り返す。後半は開始早々の46分に青森は右サイドのスローインから齋藤来飛がドリブルでゴール前に持ち込みパスを出すと青木義孝が右足で合わせ3点目。青森は後半8本のシュートを放ったがその後は追加点なし。ソニーは後半チャンスが少なくシュート2本でゴールなし。青森が3-1で勝ち2位のソニーとは勝点差を4としJ3との入替え戦対象となる2位に望みを繋いだ。敗れたソニーは逆転優勝の望みが消え今季の2位以下が確定した。
鈴鹿ポイントゲッターズとヴィアティン三重は「三交鈴鹿」で対戦。前半はV三重がやや優位に攻める時間が多く5本のシュートを放つが決定機に決め切れず。鈴鹿もチャンスを作り3本のシュートを放つもV三重守備陣の攻守に阻まれゴールならず前半はスコアレスで折り返す。後半は鈴鹿が3本のCKのチャンスを得るもシュート2本でゴールなし。後半は6本のシュートを放ったV三重が83分にハーフウェーライン付近から田村翔太がドリブルで持ち込み前方にパスを田村出すと抜け出した大竹将吾が距離のある位置から左足で右隅に決め先制。その後は鈴鹿の反撃を抑えたV三重が虎の子の1点を守りきり1-0で勝ち5試合ぶりの勝利。敗れた鈴鹿は4連敗となった。
沖縄SVとレイラック滋賀は「沖縄市陸」で対戦。前半はスコアレスで折り返す。前半は互いに2本ずつのシュートを放ったがゴールならずスコアレスで折り返す。後半は滋賀が53分に左サイドからのクロスボールにゴール前で田部井悠がシュートし相手GKのこぼれ球を大垣勇樹が右足で決め先制すると56分には中央距離のある位置からFKからにゴール前で相手GKのこぼれ玉を平井駿助が右足で詰め2点目。63分に沖縄は荒井秀賀からのロングボールをやや右サイドから水越陽也が頭で中央に折り返しゴール前で山田雄太が頭で詰め1点を返すと終了間際の90+5分には大城佑斗からのパスに安藝正俊が右足で詰め2-2の引き分けに持ち込んだ。沖縄は地域との入替え戦回避へ望みを繋ぎ追いつかれた滋賀だったがソニーとの勝点差を3差とし2位確保に望みを繋いだ。
ヴェルスパ大分とFCティアモ枚方は「大分中津」で対戦。前半は枚方が優位に攻める時間が多く6本のシュートを放つもV大分守備陣の攻守にも阻まれゴールならず。V大分は3本のシュートを放つもゴールならず前半はスコアレスで折り返す。後半は60分に芝本蓮からのパスに抜け出した加倉広海がドリブルで持ち込み右足でミドルシュートを決め先制。V大分は後半8本のシュートを放つも枚方守備陣の体を張った守りの前になかなかゴールが決められなかったが90+4分に左サイドからのパスに抜け出した半田航也がゴール前で相手GKの動きを見ながら落ち着いて決め同点とするがその後は互いにゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。V大分は今季の3位以下が決定し枚方は14位以上が確定した。
次節(第29節)は11月18日(土)に2試合、19日(日)に5試合が開催される。
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