第30節 Honda FC vs クリアソン新宿(2023/11/26)より
第25回日本フットボールリーグ今季最終節となる第30節が、11月26日(日)13時に全7試合が開催され、4チームによる2位争いは5位の浦安が勝ち、2位の滋賀は引き分け、3位のソニーと4位の青森が敗れ、浦安が2位、J3入会を目指した滋賀が3位、青森が5位となった。
武蔵野と沖縄の14位と15位の直接対戦は武蔵野が勝ち、沖縄が15位となり地域2位チームとの入れ替え戦に回る。
得点王はミネベアの日野友貴が19得点で2位に9点差をつけ獲得した。
*試合なし:ミネベアミツミFC
Honda FCとクリアソン新宿は「都田」で対戦。前半34分に新宿は、左コーナーキックからボールを繫ぎ瀬川和樹がクロスを入れ、逆サイドから米原祐がゴール前に落としたボールに池谷友貴が右足で詰め先制。しかしHondaは41分に相手陣内のゴール前で相手のボールを奪い繫いだボールから、最後は鈴木理久が落ち着いて右足で決め同点。前半は1-1で折り返す。後半はHondaが59分に右サイドからのクロスにゴール前で相手のクリアボールを繫ぎ、岩切拳心が右足で右上隅に決め逆転。83分には左サイドを児玉怜音がドリブルで駆け上がりクロスを入れ逆サイドで知花康士朗が頭で折り返したボールを、岩切拳心が右足で詰め3点目。新宿は後半シュート2本でゴールなく試合終了。Hondaが3-1で勝ち優勝に花を添えた。敗れた新宿は11位となった。
第30節 Honda FC vs クリアソン新宿(2023/11/26)より
FCマルヤス岡崎とブリオベッカ浦安は「マルヤス龍北」で対戦。前半はマルヤスがボールの主導権を握る時間が多くシュート4本を放つも決定機に決め切れず。浦安はシュート2本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は浦安がボールを持つ時間が多くなり70分には右サイドの直接フリーキックからから逆サイドに展開し、左サイドから村越健太がドリブルで駆け上がりクロスを入れると、ゴール前で井上翔太郎が頭で合わせ先制。74分には中央で繫いだボールに峯勇斗からのパスを栗田詩音が右足で直節決め2点目。マルヤスは後半シュート2本でゴールなく試合終了。浦安が2点差で勝ち5位から順位を上げ2位となりJFL復帰年度に花を添えた。マルヤスは8位で今季終了。
東京武蔵野ユナイテッドFCと沖縄SVは「武蔵野」で対戦。前半からボールの主導権を握り4本のシュートを放った武蔵野だったが、沖縄の堅い守りの前にゴールならず。沖縄はシュート1本でゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半もボールの主導権は武蔵野が握るもゴール前での決定的なシュートは沖縄守備陣の体を張った守りの前に決められず。沖縄もカウンター等からシュート3本を放つもゴールならず終盤へ。90分に武蔵野は行武大希がドリブルで左サイドを駆け上がりクロスを入れゴール前で鳥居俊が頭で折り返したボールを小林大地が体ごとボールを押し込み、これが決勝点となり武蔵野が1-0で勝ち13位で今季終了。敗れた沖縄は3試合ぶりの黒星で15位となり次週の地域2位との入れ替え戦に回ることになった。
ヴィアティン三重とレイラック滋賀は「ラピスタ」で対戦。前半風上の滋賀が5分に左コーナーキックからのボールに、ゴール前ニアサイドでDFがクリア仕切れなかったボールを、ファーサイドで平井駿助が頭で押し込み先制。15分には相手陣内でボールを奪い繫いだボールから海口彦太がシュートし相手GKが弾いたボールに、右サイド角度のない所から角田駿が右足で押し込み2点目。V三重は29分に自陣からのロングボールに、前線でエフラインリンタロウが落としたボールを菅野哲也がゴール前にスルーパスを出し、抜け出した田村翔太が右足で押し込み1点を返す。その後は互いにチャンスを作るが決め切れず前半は滋賀が1点リードで折り返す。後半はV三重がボールを持つ時間が多くなり、シュート5本を放ち滋賀の守備陣が体を張った守りでゴールを許さないという時間が続く。そして85分にV三重はペナルティーキックのチャンスを得ると、これを大竹将吾が左足で決め同点。滋賀も後半シュート4本を放つもV三重の守備陣がゴールを許さず、このまま試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分けあった。V三重は今季10位で終了。勝てばJ3との入れ替え戦に臨めた滋賀だったが、5位の浦安に抜かれ3位で今季を終えた。
ヴェルスパ大分と高知ユナイテッドSCは「レゾサA」で対戦。前半は高知がボールの主導権を握る時間が多く6本のシュートを放つもV大分の堅い守りの前にゴールならず。V大分は3本のシュートでゴールなく前半はスコアレスで折り返す。後半は逆にV大分ペースで時間が進み7本のシュートを放つも高知の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。高知は後半カウンターからチャンスを作るがシュート1本と少なくゴールなしで試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分けあった。J3入会を目指した両チームだったがV大分が6位、高知が7位で今季を終えた。
鈴鹿ポイントゲッターズとラインメール青森は「四日市」で対戦。前半は互いにシュート3本ずつを放つも決定機に決め切れずスコアレスで折り返す。後半は鈴鹿が55分に直接フリーキックからのボールに、ゴール前で金泰煜が頭で繫いだボールを小野寺亮太が左足で決め先制すると、58分には鈴木翔太が左サイドからドリブルで持ち込み決め2点目。シュート数では後半鈴鹿の4本を上回る6本のシュートを放った青森は74分にペナルティーキックのチャンスを得ると、船山貴之が右足で決め1点を返す。その後も相手陣内でチャンスを作るが鈴鹿の守備陣の体を張った守りの前に追加点なく試合終了。鈴鹿が2-1で勝ち青森で敗れた借りを返し9位で今季を終えた。勝てば逆転で2位の可能性があった青森は5位で今季を終えた。
FCティアモ枚方とソニー仙台FCは「たまりく」で対戦。前半43分に枚方は相手陣内で相手のパスを山口隆希がカットし飛び出した相手GKの頭上を越えるミドルシュートを決め先制。ソニーはチャンスを作るがシュート2本でゴールなく枚方が1-0で折り返す。後半はソニーがボールを持つ時間が多くなり5本のシュートを放つも枚方の堅い守りの前に最後までゴールが遠く。逆に枚方88分に山田力也が相手選手へ激しく詰めたため苦し紛れのバックパスを相手GKがクリアしたところを加倉広海が奪い、落ち着いて左足で決め追加点。その後は互いにゴールなく試合終了。枚方が2-0で勝ち12位で今季終了。敗れたソニーはシーズン最後に3連敗で4位となり3位以内の入賞を逃した。
これで今季のリーグ戦は全て終了、1週間後の入れ替え戦1試合を残すのみとなった。
■加藤桂三 理事長のコメント
「Honda FCのチーム関係者の皆様、そして応援いただきました支援者やサポーターの皆様、4年ぶり10回目となるJFL優勝おめでとうございます。JFL優勝にご尽力いただきました皆様方に心よりお祝い申し上げると共にJFL初年度から参加しこのリーグを支え盛り上げていただき感謝しております。
今後もJFL並びにアマチュアチームの頂点としての役割を担っていただくことは勿論のこと、全国各地から上を目指すチームのよきお手本として活躍していただくことを願っています。そして今後のチームのますますの発展をお祈り申し上げます。
そして25年目を迎えましたJFLは昨年までの新型コロナウイルス感染症の影響もなくなり、また悪天候の中での試合もありましたが今年は延期試合が1試合もなく、リーグ戦においては本日今季の日程を無事終了することができました。これもJFLを応援して頂きましたサポーターの皆様やスポンサー、報道関係者の皆様のご支援並びにチームを支えていただきました多くの関係者のご尽力の賜物と存じ、心より御礼申し上げます。
今季のJFLは1週間後にJFL15位チームと全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位のチームによる入れ替え戦があります。第26回となるJFLは16チームで来年の3月に開幕の予定です。ぜひ、ご期待ください。」
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