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レイラック滋賀が4ゴールを決め逆転勝ちで首位発進!


第1節 レイラック滋賀 vs アトレチコ鈴鹿(2025/3/9)より

 第27回日本フットボールリーグの開幕戦となる第1節が3月8日(土)に1試合、9日(日)に7試合が開催され、滋賀が5,158人の来場者の中、4ゴールを決め逆転勝ちで首位発進。J3から入会の2チームは共に引き分け、地域から入会の飛鳥は黒星スタートとなった。

 8日は横河武蔵野FCとラインメール青森が「武蔵野」で対戦。時折雪が降る中、前半は青森が相手陣内で仕掛ける時間が多く5本のシュートを放ち42分には中央でつないだボールを受けた右サイドから佐久間駿希がクロスを入れるとゴール前ファーサイドに待ち構えていた有田光希が頭で押込み先制。武蔵野は前半シュート2本でゴールなく青森が1点リードで折り返す。後半は武蔵野がチャンスを多く作りシュートも3本放ち決定的なシーンも作ったが青森の守護神である廣末陸の好セーブもありゴールならず。青森もチャンスを作りシュート2本を放つが追加点なく試合終了。虎の子の1点を守った青森が逃げ切って勝利。青森はJFL入会10年目にして開幕戦初勝利。武蔵野は2018年以来となる開幕戦黒星となった。

 9日はY.S.C.C.横浜とHonda FCが「ニッパツ」で対戦。前半は好守の切り替えの早い展開で互いにチャンスを作りYSCCが3本、Hondaが4本のシュートを放ったが互いに相手の守備も堅くゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半はHondaがやや優位に攻める時間が多くシュート7本を放ち3本のCKのチャンスを生かせず、また相手の好セーブもあり最後までゴールが遠く。YSCCは後半5本のシュートを放ったが決定機に決めきれずこちらも最後までゴールなく試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。

 FCティアモ枚方と飛鳥FCは「たまりく」で対戦。前半14分に枚方はゴール前混戦からのボールをつなぎ最後は山口隆希が右足で決め先制。枚方は前半6本のシュートを放ったが追加点はなし。43分に飛鳥は右サイドから生口椋介がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前で清川流石が右足で合わせ追いつき、前半は1-1の同点で折り返す。後半は飛鳥が優位に攻める時間が多く11本のシュートを放つが枚方守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。逆に枚方は68分に山口隆希が左サイドからドリブルで持ち込み最後はゴール前で相手を交わしながら決め再びリード。その後は飛鳥の猛攻を抑え1点差で逃げ切って勝利。JFLデビュー戦となった飛鳥は黒星スタートとなった。

 レイラック滋賀とアトレチコ鈴鹿は「HATOスタ」で対戦。前半は風上の鈴鹿が3分に左サイドのスローインからつないだボールに右サイドから桐蒼太が左足で放ったシュートがゴール左上に決まり先制。8分には滋賀が左サイドでボールをつなぎゴール前の混戦から北條真汰のパスに人見拓哉が右足で決め同点。鈴鹿は44分に三好辰典が相手ボールをインターセプトしドリブルで持ち込みながら飛び出してきた相手GKを交わしガラ空きとなったゴールに右足で落ち着いて決め2点目。前半は鈴鹿が1点リードで折り返す。後半は風上に立つ滋賀が61分に三宅海斗が頭で合わせシュートがバーにあたり森本ヒマンがつないだボールを三宅海斗が左足で決め追いつくと68分には右CKからのボールにファーサイドに走りこんだ竜田柊士が距離のある位置から右足で決め逆転すると78分には右サイドでつないだボールから三宅海斗がクロスを入れるとゴール前で森本ヒマンが相手を交わしながら左足で決めダメ押しとなる4点目。鈴鹿は後半シュート1本でゴールなく試合終了。昨年の開幕戦同様多くの来場者の中で複数ゴールを決め今季は首位発進となった。昨年開幕戦勝利の鈴鹿は黒星スタートとなった。

 ヴィアティン三重といわてグルージャ盛岡は「ラピスタ」で対戦。3,503人の来場者の中、前半25分に岩手が右サイドでボールをつなぎ深堀隼平がドリブルで駆け上がりクロスを入れるとゴール前でV三重DFがクリアしたボールがゴールに吸い込まれオウンゴールとなり岩手が先制。しかしV三重は前半10本のシュートを放ち31分には松浦蒼波が相手のクリアボールを左サイドで奪いドリブルからクロスを入れると昨年のJFL得点王である青戸翔がゴール前で左足で流し込み同点。前半は1-1で折り返す。後半もシュート数で圧倒するV三重が9本のシュートを放つが岩手守備陣が体を張った守りでゴールを許さず、岩手は後半シュート3本でゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 沖縄SVとブリオベッカ浦安・市川は「沖縄読谷」で対戦。前半は互いに相手陣内にボールは運ぶが沖縄がシュート3本、浦安市川が2本と少なくゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半は優位に攻める沖縄が52分に中央付近で相手ボールを奪うと最後は上野瑶介が出したヒールパスに小川嵩翔が右足でゴール左下隅に決め先制。その後も優位に攻め後半は7本のシュートを放った沖縄だったが決定機に決めきれず。浦安市川も後半は4本のシュートを放つがこちらも決めきれず終了間際には退場者を出すなど数的不利もあり最後までゴールなし。1点のリードを守り切った沖縄が今季も開幕戦勝利。浦安市川は昨年同様開幕戦黒星スタートとなった。

 クリアソン新宿とFCマルヤス岡崎は「味スタAGF」で対戦。前半は新宿が優位に攻める時間が多く6本のシュートを放ち前半終了間際の45分に左サイド島田譲が放った直接FKのボールにゴール前に飛び込んだ坂本修佑が右足で詰め先制。マルヤスは前半シュート4本でゴールなく前半は新宿が1-0で折り返す。後半はマルヤスが優位に攻める時間が多くCK6本のチャンスもありシュート5本を放つが新宿の守備が堅く逆に後半シュート1本の新宿は63分に池谷友喜が右サイドからドリブルで駆け上がりクロスを入れるとニアサイドに飛び込んだ猪野毛日南太が左足で合わせたシュートがゴール左サイドに吸い込まれ追加点。その後はマルヤスの反撃を抑えた新宿が2-0で勝ちJFL入会4年目にして開幕戦初勝利。敗れたマルヤスは今季16位スタートとなった。

 ヴェルスパ大分とミネベアミツミFCは「クラサA」で対戦。前半優位に攻めるV大分が12分に瓜生昂勢の縦パスから今村優介が頭で落としたボールにゴール前に詰めた金崎夢生が左足で決め先制。前半は4本のシュートを放ったV大分だったが追加点はなし。ミネベアは前半シュート3本でゴールなく前半はV大分が1-0で折り返す。後半は61分にV大分が左サイドのスローインからボールをつなぎ瓜生昂勢の縦パスにゴール前やや左サイドから福満隆貴が横パスを出すと鈴木啓太郎が右足で詰め2点目。その後はミネベアが前線にロングボールを入れる時間が多くなり79分には相手クリアボールに桑原海人が右サイドからクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ大塚尋斗が頭で合わせ1点を返すとその後もV大分ゴール前でチャンスを作るがV大分守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。V大分が2-1で勝ち3年ぶりに開幕戦勝利。ミネベアは黒星スタートとなった。

 次節(第2節)は3月15日(土)に2試合、16日(日)に6試合が開催される。