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第22回JFL 第16節「松江シティFCがソニー仙台FC相手に開幕戦勝利!」


第16節 松江シティFC vs ソニー仙台FC(2020/7/19)より

 第22回日本フットボールリーグの開幕戦となる第16節が7月18日(土)に3試合、19日(日)に5試合が開催され、昨年最終節で残留を決めた松江が準優勝のソニーに勝ち好発進の他、新入会チームではいわきが勝ち、高知は引き分けた。FC大阪がアウェイで4ゴールを決め首位となった。

 18日にホンダロックSCとFC大阪が「宮崎市」で対戦。前半風上のFC大阪は21分に右サイドから出たボールを中央縦のラインで繋ぎ最後は町田蘭次郎が詰め先制。34分には右サイドからのクロスボールに木匠貴大が合わせシュートしたバーの跳ね返りを水野匠弥が頭で詰めFC大阪が2点リードで折り返す。後半はロックが前がかりに攻めるもFC大阪の安定した守りの前にゴールならず。逆にFC大阪のボールを奪ってからの攻撃が速く51分には左サイドからのロングボールに木匠が繋いだボールを川西誠が合わせ3点目。そして90+1分には須ノ又諭が右サイドからループシュートを決め計4ゴールを決め首位発進。ここ数年攻守が光ったロックだったが連係ミスも多く、攻撃面でも得意のセットプレーに結びつけず前後半でシュート1本に終わり黒星スタート。

 Honda FCとラインメール青森は「都田」で対戦。前半からHondaが優位に攻める展開も21分に原田開がレッドカードで退場し一人少ない状況に。数的優位に立った青森だったが相手陣内に攻め込むも守りを固めるHonda相手にシュートまで持って行けずスコアレスで折り返す。後半は数的不利を感じさせないHondaに対し、青森はサイドを使って攻めるもゴール前まで持ち込むが決定打が放てず、逆にHondaは59分から投入されたルーキーの岡崎優希が自陣から右サイドをドリンブルで持ち込みゴールまで二人の相手守備をかわし左スミに決め先制。その後はHondaが体を張った守りで青森にゴールを許さず苦しみながらも1-0で勝ち5連覇に向け白星発進となった。

 いわきFCと奈良クラブは「Jヴィレッジ」で対戦。開始早々に奈良は左サイドのスローインから繋いだボールに菅野哲也がゴール前にクロス、それに鈴木一朗が右足で合わせ先制。その後シュート数で上回るいわきだったがチャンスに決めることができず奈良が1点リードで折り返す。後半は序盤から積極的に攻め込むいわきが65分に左サイドから中央で繋いだボールに最後は岩渕弘人が決め同点とすると86分には右CKから鈴木翔大が頭で合わせ逆転。後半はいわきのシュート数12本に対し奈良は1本とチャンスが少なくゴールなし。そしてこのまま試合は終了し2-1でいわきが逆転勝利でJFLデビュー戦を飾る。奈良は2年連続開幕戦で敗れた。

 19日は高知ユナイテッドSC東京武蔵野シティFCが「春野球」で対戦。強い日差しのなかで前半は互いに決定的なチャンスが少なくスコアレスで折り返す。後半は47分に武蔵野が左CKからボールに中川諒真が頭で合わせるも相手GKが防ぐ、しかしそのボールを大倉康輝が詰め武蔵野が先制。その後は引き気味に相手の出方を見る形の武蔵野に対し、ボールはキープしシュートも多い高知だったが決定打とはならず終盤へ。そして83分に高知は左サイド直接FKからのボールにゴール前で下堂竜聖が頭で合わせ同点。その後は互いに決定的なチャンスを決められず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。JFL初陣となった高知は昨年4位の武蔵野相手にシュート数で上回った。

 ヴェルスパ大分とFCマルヤス岡崎は「昭和電サA」で対戦。前半はV大分が優位に攻めシュート数で圧倒するも決定打とはならずスコアレスで折り返す。後半は開始早々に雷のため26分の中断。そして再開後も終盤に近くなり、V大分は75分に右サイドで繋いだボールから中央後方へ戻したあと瓜生昂勢がゴール前にロングパス、それを利根瑠偉が頭上で合わせる技ありのヘッドで決め先制。その後追加点はなかったものの、マルヤスにも決定的なチャンスを作らせず1-0でV大分が勝利。マルヤスのシュート数は後半の2本のみだった。

 MIOびわこ滋賀と鈴鹿ポイントゲッターズは「甲賀」で対戦。前半21分に滋賀は久保吏久斗が右サイド後方から長い距離のドリブルでゴール前に切り込み決め先制、40分には内野貴志が後方からドリブルで持ち込みミドルシュート。それが相手DFにあたりそれが放物線を描きゴールに吸い込まれ滋賀が2点リードで折り返す。後半は鈴鹿が猛反撃。53分に菊島卓が相手の後方のパスミスを奪い、そのまま決め1点を返すと72分には右からのクロスボールに昨年の得点王エフライン・リンタロウが頭で合わせ同点。83分には菊島卓がドリブルで持ち込み後方にパス、それを小口大司が合わせ、鈴鹿が逆転。しかし滋賀は90分に右サイドからのクロスボールに嘉茂良悟が頭で決め同点。その後は互いにゴールなく3-3の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 ヴィアティン三重とテゲバジャーロ宮崎は「アサスタ」で対戦。前半はシュート数で三重が6本、T宮崎が5本と互いにチャンスを作るが互いのGKの攻守もあり決定打とはならずスコアレスで折り返す。後半は暑さからかシュート数も前半に比べ少なくなるも攻守の切り替えの速い展開で互いに決定的なチャンスを作るが決めきれずこのまま試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。

 松江シティFCとソニー仙台FCは「出雲」で対戦。前半シュート数で上回る松江は前半45分に左サイドから泉宗太郎が左サイドからドリブルで持ち込みゴール前にクロス、それに酒井達磨が頭で合わせ先制し1点リードで折り返す。後半は63分に松江の北原大奨が右サイドからドリブルで持ち込みシュート、それをソニーGKがクリアするがそのボールを垣根拓也が決め2点リード。その後は後半シュート数で上回るソニーが70分に右CKから繋いだボールに最後は相手FPのこぼれ球を石上輝が落ち着いて決め1点を返し、その後も優位に攻めるが松江の守備陣が体を張った守りでゴールを決めさせず試合終了。松江が2-1でソニーに勝ち実信憲明新監督の初陣を飾った。

 次節(第17節)は8月2日(日)に1試合、22日(土)に2試合、23日(日)に5試合が開催され、第24節として2日に1試合開催される。