第20節 いわきFC vs 高知ユナイテッドSC(2020/9/13)より
第22回日本フットボールリーグの第20節が9月12日(土)に2試合、13日(日)に6試合が開催された。HondaとFC大阪の上位対決は引き分け、V大分が4戦4勝で首位に立った。
12日はホンダロックSCとヴェルスパ大分が「宮崎県」で対戦。前半はV大分がやや優位に攻める展開も互いにチャンスに決めきれずスコアレスで折り返す。後半49分にロックがPKのチャンスを得ると諏訪園良平が右隅に決め先制。その後V大分62分に中央から左サイドに展開し、宮内寛斗がゴール前にクロスを入れゴール前で相手と空中で競り合った前田央樹が頭で決め同点。その後はV大分優位の展開もゴールなくこのまま引き分けかと思われた90+5分にV大分は左CKからボールにロックGKがクリアしたボールをゴール前の混戦から最後は浦島貴大が詰めゴール。ゴール後すぐに終了のホイッスルが鳴りV大分が劇的な幕切れで勝ち4戦4勝でこの時点で首位に立つ。ロックは今季3敗目。
鈴鹿ポイントゲッターズと東京武蔵野シティFCは「AGF鈴鹿」で対戦。前半から攻守の切り替えの速い展開で互いにチャンスを作るも互いの守備陣が決定的なシュートを打たせず前半をスコアレスで折り返す。後半は49分に鈴鹿が左サイドで繋ぎCK付近から野口遼太がゴール前にクロスボールを入れ海口彦太が頭で折り返したボールをエフライン・リンタロウが頭で詰め先制。その後は互いに決定的なチャンスを作るが互いの守備が堅くこのままゴールなしで試合終了。鈴鹿はホーム4連戦最後で今季初勝利。今季まだ3試合目の武蔵野はゴール前での詰めがあまく初のゴールなしで今季初黒星となった。
13日はMIOびわこ滋賀とテゲバジャーロ宮崎が「甲賀」で対戦。序盤から前線へ積極的にボールを奪い仕掛けるT宮崎は開始1分に右サイドのスローインからゴール前で繋いだボールを藤岡浩介が決め先制すると12分には左CKからのボールに水永翔馬が頭で合わせ2点目。14分には左サイドで繋いだボールを距離のあるところから藤岡浩介が決め序盤で3点のリード。その後は徐々にボールを繋ぎ出した滋賀が21分には中央で繋いだボールを坂本一輝が決め1点を返す、その後は互いにゴールなくT宮崎が2点リードで折り返す。後半は前半に比べチャンスが少なくなりシュート数も減ったが72分にT宮崎は千布一輝が相手ボールをインターセプトし前線へパス、それを受けたサミュエルがドリブルで持ち込み決め4点目。その後は滋賀の攻撃を抑えT宮崎が勝ち今季2勝目。滋賀は今季2敗目。
ソニー仙台FCと奈良クラブは「めぐみB」で対戦。前半はソニーがシュート数では奈良の倍の数を放つが奈良の攻守もありゴールなし。逆に奈良は37分にPKのチャンスを得るとこれを菅野哲也が決め先制、奈良が1点リードで折り返す。後半序盤から優位に攻めるソニーは60分には中央距離のあることから秋元佑太がミドルシュート決め同点。その後もソニー優位の展開は変わらず決定的なチャンスに決めきれず、奈良も決定的なチャンスを作ったがこちらも決めきれずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
FC大阪とHonda FCは「花園第2G」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開から互いに決定的なチャンスを作るも互いの攻守もありスコアレスで折り返す。後半はFC大阪が序盤から再三チャンスを作るが決定機に決めきれず逆にHondaは73分に右CKから一度はクリアされたボールを古橋達哉がゴール前に高いクロスを上げ折り返したところを池松大樹がダイレクトボレーで決め先制。先制されたFC大阪は81分に左CKからのボールに岩本知幸が頭から飛び込み決め同点とする。その後は互いにチャンスを作るが決めることが出来ずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
FCマルヤス岡崎とラインメール青森は「名古屋港」で対戦。前半は互いに攻守の切り替えの展開も決定的なチャンスが少なく特に青森は6本のCKのチャンスを生かせずスコアレスで折り返す。後半はマルヤスが75分に退場者を出す。そして青森は76分にFKを和田響稀が直接決め先制すると数位的優位を生かし追加点を狙って攻めるが守りを固めるマルヤスの守備を崩せず、逆にマルヤスは終了間際に右CKからのボールにゴール前の混戦から後ろへ下げたボールに寺尾憲祐が走り込んで決め同点に追いつき試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
松江シティFCとヴィアティン三重は「松江」で対戦。前半はシュート数で圧倒する松江が40分に左サイドからのパスに相手GKのクリアボールを酒井達磨が決め先制し1点リードで折り返す。後半は53分に松江が右サイドから左サイドに展開し田平謙がドリブルで持ち込みゴール前にパス、それをフリーで走り込んだ川中健太が決め2点のリード。後半はシュート数で勝る三重は63分に右サイドからのパスに塩谷仁が押し込み1点を返し、その後も再三のチャンスを作るが松江守備陣が体を張った守りで1点のリードを守りきり試合終了。松江が今季4勝目で再び2位に浮上、三重は今季2敗目となった。
いわきFCと高知ユナイテッドSCは「いわきGF」で対戦。いわきは前半7分に右からのバスに谷村海那が合わせ先制すると高知も13分にボールを繋ぎながら右サイドのゴールラインギリギリのところから田口遼が上げたクロスボールに平田拳一朗が頭で合わせ同点。そして前半終了間際には右サイドからのパスに相手GKがクリアしたボールを長尾善公が詰め逆転。高知が1点リードで折り返す。後半は開始早々からいわきが優位に攻め、55分には左サイドからのパスにゴール前のこぼれ球を谷村海那が走りこんで決め同点とすると57分には岩渕弘人が相手ボールをインターセプトし自らドリブルで持ち込みゴール前にパス、それを山口大輝が決め逆転すると82分には右CKからのボールに山口大輝が頭で決め4点目。高知は終了間際に右CKからゴール前の混戦を最後は泉光輝が決めるが、決めたところで終了のホイッスルが鳴りあと一歩及ばす4-3でいわきが勝ち、新入会対決を制した。高知は未だ勝利なく3連敗となった。
次節(第21節)は9月19日(土)に1試合、20日(日)に7試合が開催される。また9月16日(水)には第100回天皇杯の1回戦が開催され、JFLからは11チームが試合を行う。
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