日本フットボールリーグオフィシャルWebサイト

TOPICS

第100回天皇杯1回戦「天皇杯1回戦、東京武蔵野シティFCが0-3から追いつき勝利!」


天皇杯1回戦 東京武蔵野シティFC-栃木シティFC(2020/9/16)より

 天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会の1回戦が9月16日(水)に開催された。JFLからは11チーム出場。9チームが勝利し、2回戦から出場の2チームと合わせ計11チームが9月23日開催の2回戦へ駒を進めた。


■1回戦の結果          
 ※【 】はマッチナンバー、得点時間後ろの( )数字は背番号

◎9月16日(水)
【1】19:00 ユアテックスタジアム(ユアスタ)
ソニー仙台FC(宮城県) 3-0(前半1-0、後半2-0) 猿田興業(秋田県) 

ソニー得点:45分(18)秋元佑太、61分(5)平田健人、89分(16)鈴木啓太郎

 ソニー仙台FCは東北社会人サッカーリーグ1部の猿田興業と対戦。前半は13本のシュートを放ち優位に攻めるソニーだったが守りを固める相手になかなかゴールを決めることできず、それでも45分にゴール前で相手ボールインターセプトした秋元佑太が落ち着いて決め先制し1点リードで折り返す。後半もソニー優位は変わらず後半も14本のシュートを放ち61分には相手ボールのインターセプトから繋いだボールを平田健人が決めると、89分には右CKからゴール前で繋いだボールを鈴木啓太郎が頭で決め3点目、守っても相手に前後半でシュート1本ずつを放たれるのみで危なげなく無失点。ソニーが3-0で勝ち2回戦へ駒を進めた。

 
【2】15:00 Jヴィレッジスタジアム(Jヴィレッジ)
いわきFC(福島県) 4-0(前半1-0、後半3-0) 大山サッカークラブ(山形県) 

いわき得点:29分(13)松本健太郎、60分(17)谷村海那、77分(11)滝沢昂司
      90+4分(10)平岡将豪

 いわきFCは南東北社会人サッカーリーグ2部の大山サッカークラブと対戦。いわきは13日のリーグ戦から大幅にメンバーを替え臨み前半からいわきが圧倒する展開も守りを固める相手になかなか先制点を決めることができなかったが、29分に中央で繋いだボールに最後はやや左サイドから松本健太郎が落ち着いて決め先制し1点リードで折り返す。後半は相手にチャンチャンスを作られ6本のシュートを放たれたがゴールを許さず、後半も優位に攻めるいわきは60分に右サイドからのパスに谷村海那が詰め2点目。77分には相手GKのクリアボールを滝沢昂司が頭で押し込み、終了間際にはカウンターからゴール前相手のこぼれ球から滝沢昂司が上げたボールに平岡将豪が頭で詰め、いわきは4-0で勝利。2回戦に駒を進めた。


【3】13:00 プライフーズスタジアム(プラスタ)
ラインメール青森(青森県) 2-1(前半0-1、後半2-0) 札幌大学(北海道)

青森得点:70分(8)榊原彗悟、88分(26)浜田幸織
失点:18分

 ラインメール青森は北海道大学サッカーリーグの札幌大学と対戦。前半は青森で現役を終えた河端和哉監督率いる札幌大のスタミナとスピードのある攻撃の前に青森はピンチになるシーンもあり、29分に札幌大が右CKからのボールにダイレクトで合わせ先制、青森は0-1でリードされ折り返す展開に。後半は優位に攻める青森が70分にバーの返りを榊原彗悟が頭で詰め追いつくと88分には後方からの浮き球に浜田幸織が合わせ逆転。その後は安定した守りで札幌大に決定的なチャンスを作らせず青森が2-1で勝ち2回戦に駒を進めた。


【7】16:00 味の素フィールド西が丘(味フィ西)
東京武蔵野シティFC(東京都) 3-3(前半0-0、後半3-4、延前0-0、延後0-0、PK5-4) 栃木シティFC(栃木県)    

武蔵野得点:88分(9)田口光樹、90+1分(18)石原幸治、90+4分(9)田口光樹
失点:60分、73分、78分(PK)

 東京武蔵野シティFCは関東サッカーリーグ1部の栃木シティFCと対戦。前半は互いにチャンスが少なくスコアレスで折り返す。後半は栃木シティが60分に右CKから武蔵野GKのこぼれ球を詰め先制、73分には右CKからのボールを頭で合わせ2点目。78分にはPKを決め栃木シティが3点をリードし武蔵野は苦しい状況に。しかしその後は運動量が落ちてきた栃木シティに対しセカンドボールを殆ど奪い、ショートカウンター等からチャンスを多く作ると88分には右からのクロスボールからゴール前で繋いだボールを田口光樹が決め、90+1分には右サイドの崩しから最後は石原幸治が決め後半終了間際にはまたも右サイドの崩しからゴール前のパスに逆サイドから田口光樹がスライディングで決め3-3の同点に追いつく。その後15分ハーフの延長戦へ。延長戦では互いにチャンスを決めきれず決着はPK方式へ。互いに5人まで蹴り1人ずつが外しサドンデスへ。栃木シティが6人目を外したのに対し武蔵野は6人目の中川諒真が決め武蔵野が勝利。後半は絶対絶命とも思われた中で上位リーグの意地を見せた粘り強い戦いで2回戦に駒を進めた。


【9】19:00 パロマ瑞穂スタジアム(パロ瑞穂)
FCマルヤス岡崎(愛知県) 3-2(前半2-1、後半1-1) 鈴鹿ポイントゲッターズ(三重県)
 
マルヤス得点:7分(14)平井将生、29分(30)船谷圭祐、64分(30)船谷圭祐
鈴鹿得点:24分(10)和田篤紀、88分(11)遠藤純輝

 FCマルヤス岡崎と鈴鹿ポイントゲッターズのJFL同士が対戦。前半7分にマルヤスは右サイドもドリブルからゴール前のパスに平井将生が落ち着いて決め先制。鈴鹿は29分に中央間接FKから相手のこぼれ球を和田篤紀が決め追いつく。しかしマルヤスは29分にゴール前で繋いだボールから最後は船谷圭祐が決め2-1で折り返す。後半はマルヤスが64分に寺尾憲祐のドリブル突破からゴール前にパス、それを船谷圭祐が決め2点のリード。鈴鹿は88分にゴール前で繋いだボールから最後は遠藤純輝が決め1点を返すがあと1点及ばず、マルヤスが3-2で勝ちJFL勢対決を制し2回戦へ駒を進めた。


【10】18:00 兵庫県立三木総合防災公園 陸上競技場(三木陸)
Cento Cuore HARIMA(兵庫県) 1-1(前半0-0、後半0-0、延前1-0、延後0-1、PK2-4) MIOびわこ滋賀(滋賀県)

滋賀得点:120+1分(20)吉葉暉
失点:102分

 MIOびわこ滋賀は関西社会人サッカーリーグ1部のCento Cuore HARIMAと対戦。前半は相手のシュートをゼロに抑えた滋賀優位の攻撃展開も決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は徐々に相手がチャンスを作るようになるがこの日の滋賀は守備面でも安定しておりゴールを許さず。しかしチャンスでは決めきれず前後半通じてスコアレスで延長戦へ。延長前半102分にHARIMAが左からのクロスボールに頭で合わせ先制。相手の1点リードで延長後半へ。延長後半は滋賀が猛攻撃で再三に渡ってチャンスを作るが相手の体を張った守りの前にゴールなくこのまま終了かと思われた120+1分に滋賀は左からのロングクロスボールに吉葉暉が頭で合わせ1-1の同点となり延長後半も終了しPK方式の決着戦へ。相手が2本外したのに対し先行の滋賀は1人が外したが5人目が決めて4-2でPK方式の決着戦を制し、2回戦へ駒を進めた。


【11】15:00 京都府立山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場(太陽が丘)
おこしやす京都AC(京都府) 0-1(前半0-0、後半0-1) 奈良クラブ(奈良県)

奈良得点:90分(25)早坂翔

 奈良クラブは関西社会人サッカーリーグ1部のおこしやす京都ACと対戦。前半はおこしやす京都が優位に攻め奈良としては守備の時間が長い展開も奈良は体を張った守りでゴールを許さず、スコアレスで折り返す。後半は奈良がボールを持つ時間が多くなり決定的なチャンスを作るが決めきれず終盤へ。そして90分に加藤徹也が相手ボールをインターセプトしゴール前までドリブルで運びパス、それを早坂翔が合わせ先制。その後はおこしやす京都にチャンスを与えず虎の子の1点を守りきり1-0で勝ち2回戦へ駒を進めた。


【12】19:00 Axisバードスタジアム(Axis)
Yonago Genki SC(鳥取県) 0-5(前半0-3、後半0-2) 松江シティFC(島根県)  

松江得点:2分(14)中井栞吏、15分(32)北原大奨、37分(8)佐藤啓志郎
     47分(14)中井栞吏、84分(32)北原大奨

 松江シティFCは中国サッカーリーグのYonago Genki SCと対戦。前半は11本のシュートを放ち優位に攻める松江が開始2分に中央で繋いだボールに最後は中井栞吏が決め先制、15分にはゴール前で繋いだボールから北原大奨が決め、37分には左サイドからのクロスボールに中井栞吏のヘディングシュートのポスト返りを佐藤啓志郎が詰め3-0で折り返す。後半も松江は開始早々に右からのクロスボールに中井栞吏が頭で決め4点目。相手も4本のシュートを放つが松江は守備が堅くゴールを決めさせず。逆に84分に松江は左サイドから繋いだボールに最後は北原大奨が決め計5-0で勝ち、2回戦へ駒を進めた。


【16】19:00 昭和電工ドーム大分(昭和電ド)
ヴェルスパ大分(大分県) 2-2(前半1-2、後半1-0、延前0-0、延後0-0、PK5-4) テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)

V大分得点:16分(9)薮内健人、83分(3)浦島貴大
T宮崎得点:9分(25)梅田魁人、18分(25)梅田魁人(PK)

 ヴェルスパ大分とテゲバジャーロ宮崎のJFL同士が対戦。前半から攻守の切り替えの速い展開で9分にT宮崎はゴール前の混戦から相手GKのこぼれ球を梅田魁人が落ち着いて決め先制、V大分は16分に左CKから相手GKのクリアボールを薮内健人が決め追いつく。しかしT宮崎は18分にPKのチャンスを得ると梅田魁人が決め再びリードし前半を折り返す。後半も攻守の切り替えの速い展開で互いに決定機に決めることが出来ず終盤へ。83分にV大分はゴール前のクロスボールに相手GKがクリアしたボールを浦島貴大が詰め2-2の同点に。その後は互いにチャンスに決めきれず延長戦へ。延長戦はV大分優位の展開も決定機に決めきれず120分を終え決着はつかずPK方式の決着戦へ。PK方式の決着戦では5人ずつまでのキッカーは互いに2名ずつが外しサドンデスへ、先行のT宮崎は7人目が外したのに対しV大分は7人目の中野匠が決め約3時間のJFL勢対決を制し、2回戦へ駒を進めた。


 1回戦では2試合のJFL対決ではマルヤスとV大分が勝利。他の7チームは地域リーグや大学生と戦い苦戦する試合も多かったが全てに勝利し上位リーグとしての意地を見せた試合結果であった。


■JFL11チーム、天皇杯2回戦対戦カード 【 】はマッチナンバー
◎[9月23日(水)]
【17】19:00 キューアンドエースタジアムみやぎ(Qスタ)
富士大学(岩手県) ― ソニー仙台FC(宮城県)

【18】15:00 Jヴィレッジスタジアム(Jヴィレッジ)
いわきFC(福島県) ― ラインメール青森(青森県)

【20】17:00 ゼットエーオリプリスタジアム(ゼットエー)
VONDS市原FC ― 東京武蔵野シティFC(東京都)

【23】19:00 エコパスタジアム(エコパ)
Honda FC(アマチュアシード) ― 常葉大学(静岡県)

【24】19:00 岐阜メモリアルセンター長良川競技場(長良川陸)
長良クラブ(岐阜県) ― FCマルヤス岡崎(愛知県)

【25】18:15 和歌山県紀三井寺公園陸上競技場(紀三井寺)
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県) ― MIOびわこ滋賀(滋賀県)

【26】19:00 ヤンマースタジアム長居(ヤンマー)
FC TIAMO枚方(大阪府) ― 奈良クラブ(奈良県)

【28】14:00 広島県みよし運動公園陸上競技場(みよし陸)
三菱水島FC(岡山県) ― 松江シティFC(島根県)

【29】19:00 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(春野陸)
高知ユナイテッドSC(高知県) ― 高松大学(香川県)

【32】19:00 トランスコスモススタジアム長崎(トラスタ)
MD長崎(長崎県) ― ヴェルスパ大分(大分県)