第22節 いわきFC vs FC大阪(2020/9/27)より
第22回日本フットボールリーグの第22節が9月26日(土)に2試合、27日(日)に6試合が開催され、首位のHondaが引き分け2位のヴェルスパ大分が勝ち勝点で並んだ。
26日はテゲバジャーロ宮崎と奈良クラブが「延岡西階」で対戦。前半はT宮崎がやや優位の展開もチャンスに決めきれずスコアレスで折り返す。後半は73分にT宮崎は右サイドから奥田裕貴が蹴ったクロスボールに相手FPがクリアしたボールを梅田魁人が詰め先制。奈良は76分に右サイドのスローインからゴール前で相手クリアボールから繋いだボールを早坂翔が走り込んで決め同点に追いつく。そして84分に奈良はPKのチャンスを得ると寺島はるひが決め逆転。その後はT宮崎の攻撃に対し体を張った守りでゴールを許さず1点のリードを守りきり奈良が今季2勝目。T宮崎は今季初黒星で5位に後退した。
Honda FCと東京武蔵野シティFCは「都田」で対戦。前半はHondaがボールを支配する時間が多くチャンスを作るも決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。武蔵野は後半最初から石原幸治を投入、徐々にチャンスが増えHondaゴールに迫る回数も増えてきた。しかしHondaは76分に左サイドから原田開がクロスを上げゴール右隅付近から富田湧也が折り返したボールに逆サイドにいた八戸雄太が詰め先制。それでも武蔵野は87分に直接FKからのボールにゴール前で田口光樹が胸でワントラップし反転してシュートを決め同点に追いつく。その後は互いにゴールなく1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
27日は高知ユナイテッドSCと鈴鹿ポイントゲッターズが「宿毛陸」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開から共にチャンスを作るが決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半は54分に高知が左サイドからのパスに中央後方からの浮き球を赤星魁麻が落ち着いて決め先制。60分には鈴鹿が相手FPのクリアボールから繋いだボールを小口大司が決め同点に追いつく。そして高知は83分にゴール前で繋いだボールから藤﨑将汰が決め再びリード。このまま高知が逃げ切りかと思われた終了間際に鈴鹿はパワープレイで左サイドからのクロスボールに蓮沼翔太がダイレクトボレーを決め2-2の引き分けに持ち込んだ、高知はあと一歩で今季初勝利を逃した。
ヴィアティン三重とヴェルスパ大分は「アサスタ」で対戦。前半はシュート数で上回る三重だったがV大分の守りが堅くゴールなし。逆にV大分は41分に左CKからのボールに中村真人が頭で合わせ先制し1点リードで折り返す。後半は56分にV大分は利根瑠偉がドリブルで持ち込んで決め追加点。2点を追う三重は後半、V大分の堅い守備の前にチャンスが作れず、逆にシュート数やCKの数でもV大分が上回るなど反撃をする機会が少ない状態でこのまま試合終了。V大分が2点差の勝利で首位のHondaに勝点で並んだ。三重は開幕以来の無得点で敗れた。
FCマルヤス岡崎とMIOびわこ滋賀は「豊田陸」で対戦。前半41分にマルヤスは中央で繋いだボールから最後は細見孟史が決め先制。滋賀は44分に山口真司がFKを直接決め同点。1-1で前半を折り返す。後半はここ数試合調子を落としていた滋賀の攻撃陣が勢いを取り戻しシュート数で圧倒。57分には左サイドからのパスに坂本一輝が決め逆転すると、60分には小畑賄人が右サイドからミドルシュートを放ち相手GKのクリアボールを坂本一輝が詰め3点目。守備面ではマルヤスのシュートを後半1本に抑え2点差をつけ3試合ぶりの勝利。マルヤスは連敗となった。
ラインメール青森とソニー仙台FCは「カクスタ」で対戦。前半は攻守の切り替えの速い展開から互いにチャンスを作りシュート数、CK数でもほぼ互角の展開もゴールはなくスコアレスで折り返す。後半はシュート数で勝るソニーが72分に左からのクロスボールに山﨑一帆が低い姿勢で頭から飛び込み決め先制すると82分には右サイドから繋ぎ、最後は右サイドからのパスに逆サイドから丹代爽弥が合わせ2点目。その後は青森の攻撃に対ししっかり守りきり今季初の連勝。青森は新しいホームスタジアムの初戦を飾れず第18節以来の黒星となった。
松江シティFCとホンダロックSCは「松江」で対戦。ロックは前半3分に左からのクリスボールに大山直哉が頭で合わせ先制。14分には右サイドからのクロスボールをゴール前で繋ぎ田中大和が決め2点目。松江はシュート数で上回るもロックの堅い守りの前に前半ゴールなし。後半もシュート数では勝る松江だったが、ゴール前をしっかり固めるロックからゴールは決められず、逆にロックは80分に右サイドの崩しからのパスにゴール前で日野友貴が頭で決め3点目。松江は86分に前線で相手ボールを奪い繋いだ浮き球に酒井達磨が決め1点を返すが追いつくことができず試合終了。ロックが2点差で勝ち連勝。松江は連敗となった。
いわきFCとFC大阪の対戦は「Jヴィレッジ」で対戦。前半7分にいわきは右サイドからの金大生(キム・デセン)のパスに逆サイドから走り込んだ岩渕弘人が決め先制。いわきが1点リードで折り返す。後半は51分にFC大阪が退場者を出すと数的優位に立ついわきが62分に鈴木翔大のシュートから相手GKのクリアボールを岩渕弘人が決め2点目。その後FC大阪は77分に右サイドからの直接FKからのボールに岩本知幸が頭で決め1点を返すが、いわきは85分に左サイドからの浮き球に逆サイドの鈴木翔大が頭で決め再び2点差。90+1分にFC大阪は左サイドから繋いだボールに最後は久保田駿斗が決め1点差に迫るがあと一歩及ばずいわきが3-2で勝ちJ百年構想クラブ対決を制し3位に浮上した。序盤首位だったFC大阪は6位に順位を落とした。
次節(第23節)は10月3日(土)に全8試合が開催される。
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