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第23回JFL 第1節「F.C.大阪が3ゴールを決め2年連続首位発進!」


第1節 F.C.大阪 vs FC刈谷(2021/3/14)より

 第23回日本フットボールリーグの開幕戦となる第1節が3月14日(日)に7試合が開催され、昨年優勝のV大分が高知相手に敗れ、FC大阪が3ゴールを決め完封勝利で2年連続での首位発進。
※FCマルヤス岡崎-FCティアモ枚方は開催中止となりました。
※試合なし:松江シティFC

 ヴェルスパ大分と高知ユナイテッドSCは「昭和電サA」で対戦。前半18分に高知は平田拳一朗が中盤で相手ボールを奪い、西村勇太のドリブルから左サイドに駆け上がった平田拳一朗がゴール前にクロスボールを上げるとそれを西村勇太が頭で合わせ高知が先制。高知の前半のシュートはその1本に対し、10本のシュートを放ったV大分は再三の決定機に決めきれず、高知が1点のリードで折り返す。後半もシュート数では上回るV大分だったが高知の体を張った守りの前に1点が遠くゴールなし。高知もカウンターから追加点を狙うもゴールなし。それでも高知は虎の子の1点を守りきり開幕戦で昨年王者に勝利。昨年の後半の勢いは継続。逆に連覇に向けV大分にとっては厳しい結果となった。

 HondaFCとソニー仙台FCは「都田」で対戦。前半はシュート数で上回るHondaが43分に左CKからゴール前で佐々木俊輝が頭で繋いだボールを池松大騎が頭で押し込み先制、Hondaが1点リードで折り返す。後半は53分にHondaは左サイドから原田開がゴール前に上げたクロスボールに児玉怜音が頭で合わせ追加点。その後はソニーのチャンスが多くなり66分にソニーはロングボールから佐藤碧がドリブルで持ち込み相手GKの頭を超えるシュートを決め1点を返すと82分には左CKからのボールから相手のクリアボールを左サイドから佐藤碧が豪快なミドルシュートを決め同点とする。しかしその3分後の85分にHondaは左CKからのボールを池松大騎が頭で合わせポストの跳ね返りを岡崎優希が頭で押し込み再びリード。その後はソニーの反撃をHonda守備陣が守りきり3-2で勝ち開幕戦の激闘を制した。ソニーは昨年に続き黒星スタートとなった。

 鈴鹿ポイントゲッターズとホンダロックSCは「三交鈴鹿」で対戦。前半は44分にロックが相手のクリアボールを諏訪園良平が奪い前線にパスを出すとゴール前で日野友輝が決め先制。しかし鈴鹿は前半終了間際に右サイドで繋ぎ菊島卓のクロスボールに遠藤純輝が合わせ1-1の同点で折り返す。後半は64分にロックが鈴鹿自陣でのクリアボールを日野友輝が決め再びリード。その後は互いにチャンスが少なくこのままロックが逃げ切りかと思われた終了間際に鈴鹿の西村仁志が自陣から前線に蹴ったロングボールを相手GKがキャッチできずボールはそのままゴールへ吸い込まれ鈴鹿が2-2の引き分けに持ち込み、勝点1ずつを分け合った。

 いわきFCとヴィアティン三重は「いわきGF」で対戦。開始1分いわきは相手ゴール前の競り合いからこぼれたボールを右サイドから古川大悟が走り込んで決め先制。前半はシュート数で上回るいわきだったがその後は決定機に決めきれず。逆に三重は45分に右サイドの距離のある所から大竹陸がゴール前に出したロングパスがワンバウンドしてバーにあたりゴールライン内側に落ち同点。しかしいわきは前半終了間際に左サイドの角度のない所から金大生(キン・デセン)が相手を一人交わしゴール右隅に決め1点リードで折り返す。後半はシュート数で上回るいわきだったが追加点ならず。三重もチャンスを作るがいわきの固い守りの前にゴールならず後半は互いにゴールなく終了。いわきが2-1でJ百年構想クラブ対決を制した。三重は前後半2本ずつのシュートで相手の10本に比べると少なかった。

 F.C.大阪とFC刈谷は「服部陸」で対戦。前半35分にFC大阪は左CKからのボールに相手のクリボールがペナルティアークの外に出たボールを舘野俊祐が豪快に走り込んで決め先制。前半はFC大阪が1点リードで折り返す。後半は54分に久保吏久斗が左サイドをドリブルで駆け上がりシュートを放ちゴール右ポストにあたり、その跳ね返りを田中直基が詰め2点目。77分には右サイドを後藤準哉がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとそれを久保吏久斗が落ち着いて決め3点目。守っても刈谷のシュートをゼロに抑える安定ぶりで3-0の完封勝利。2年連続で開幕首位発進となった。12年ぶりのJFL復帰の刈谷だったが攻撃面では殆どチャンスが作れずJFLの洗礼を受ける結果となった。

 MIOびわこ滋賀と奈良クラブは「東近江市」で対戦。前半は風上の滋賀が26分に中央縦のラインで繋いだボールから山口真司がドリブルで相手を交わし決め先制。滋賀が1-0で折り返す。後半は風上の奈良が55分に相手ボールを奪うと桑島良汰がドリブルで持ち込み決め同点とすると1分後には自陣からロングボールにゴール前に走り込んだ浜田幸織が落ち着いて決め逆転。72分には右サイドのスローインから繋いだボールに左サイドから加藤徹也が上げたクロスボールに浜田幸織が頭で合わせダメ押し。その後は滋賀の反撃を守りきり2点差をつけて奈良がアウェイでの開幕戦で勝利。滋賀は後半、風下での強風の影響で守りが安定せず今季は逆転負でのスタートとなった。

 東京武蔵野ユナイテッドSCとラインメール青森は「武蔵野」で対戦。青森は前半17分に左サイドでボールを繋ぎ、菊池大樹のクロスボールに坂東篤が合わせ先制。その後は互いにチャンスやシュートも少なく青森が1点リードで折り返す。後半は51分に武蔵野はカウンターから繋いだボールに左サイドから伊藤大祐がゴール右隅を狙ったボールが相手FPにあたりコースが替わりゴールに吸込まれ同点。80分には飯島秀教からのスルーパスにペナルティアーク外から田口光輝がスライディングで蹴り込み右隅に決め逆転。後半は風上の青森はシュート数9本と武蔵野の4本を上回るもゴールが遠く。それでも90+2分に左サイドからの距離のあるクロスボールが風に乗り行武大希が頭で合わせ同点。その後は互いにゴールなく2-2の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 次節(第2節)は3月20日(土・祝)に1試合、21日(日)に7試合が開催される。
※試合なし:ヴェルスパ大分