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第23回JFL 第3節「いわきFCが開幕からの3連勝で首位に浮上!」


第3節 いわきFC vs FC刈谷(2021/3/28)より

 第23回JFL第3節が3月27日(土)に4試合、28日(日)に4試合が開催された。連勝のHondaといわきが今節も勝ち3連勝となり、得失点差でいわきが首位に浮上。V三重と松江が今季初勝利。
※試合なし:高知ユナイテッドSC

 27日は、Honda FCとFCティアモ枚方が「都田」で対戦。前半はHondaがボールをキープしながらも、枚方が前線からプレスをかけボールを積極的に取りに行く展開。シュート数ではHondaが上回り、互いにチャンスに決められずスコアレスで折り返す。後半は48分に枚方はカウンターから左サイドを新井晴樹がドリブルで駆け上がりゴール左サイドにパス、それを武田航太朗が逆サイドにクロスボールを入れ、右サイドから曺永哲(チョ・ヨンチョル)がスライディングで決め先制。しかし後半は中盤から徐々に枚方の選手の運動量が落ちてくると、ボールを繋ぎながら攻撃を仕掛けるHondaが74分に左サイドをドリブルで駆け上がった中島郷がゴール前にクロスボールを入れると、岡﨑優希が頭で合わせ同点とする。その後も積極的に仕掛けるHondaは、81分に相手ボールを奪い前線でボールを受けた岡﨑優希がドリブルで相手守備を交わしながら決め逆転。その後は互いにチャンスを作るもゴールはなくこのまま試合終了。Hondaが2-1で勝ち開幕から無傷の3連勝とした。枚方はJFL初黒星。

 鈴鹿ポイントゲッターズと東京武蔵野ユナイテッドFCは「AGF鈴鹿」で対戦。前半は風上の鈴鹿が21分にペナルティーキックのチャンスを得ると、これをエフライン・リンタロウが決め先制。44分には相手のクリアボールからエフライン・リンタロウが前線に出したボールに、遠藤純輝が右サイドからミドルシュートを決め鈴鹿が2点リードで折り返す。後半は攻守の切り替えの早い展開となり互いに決定的なチャンスを作るが、互いのGKを中心とした守備陣が体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。2-0で鈴鹿が勝ち連勝。2試合連続複数得点を決めていた武蔵野は、今季初のゴールなしで初黒星となった。

 F.C.大阪とラインメール青森は「服部陸」で対戦。前半はFC大阪が優位に攻める展開で、32分に右サイドのスローインから繋いだボールを右サイドに展開、大山武蔵がクロスボールをゴール前に入れると、クリアしようとした相手GKとDFが交錯し、そのこぼれ球を町田蘭次郎が左サイドから詰め先制。前半は10本のシュートを放ったFC大阪だった追加点はなく、FC大阪が1-0で折り返す。後半は青森がシュート数では上回るもFC大阪の守護神である田中大貴が好セーブもあり相手のゴールを許さず。FC大阪もチャンスに決められなかったが、虎の子の1点を守り切り1-0でホームでは連続の完封勝利。青森は今季初のゴールなしで連敗となった。

 FCマルヤス岡崎とホンダロックSCは「名古屋港」で対戦。前半はマルヤスが相手ボールを積極的に取りに行く展開からロックゴールを脅かすもチャンスに決められず。ロックも前半はシュート数1本と少なく、スコアレスで折り返す。後半はロックがシュート数で上回りサイドを使って積極的に仕掛けるが、ゴール前で決定的なチャンスに決めきれずゴールなし。マルヤスもチャンスは作るが後半はシュート1本と少なくゴールなしで試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。マルヤスは2試合連続の無失点。ロックは2分け1敗でまだ白星はなし。

 28日は、ヴェルスパ大分とソニー仙台FCが「昭和電サA」で対戦。前半から攻守の切り替えの早い展開で互いにチャンスを作るが、互いに守備も堅くゴールにはならず。前半はシュート数でV大分が上回るも決定機に決めきれずゴールなし。しかし前半終了間際にソニーは右コーナーキックからのボールを、ゴール前二アサイドで相手のクリアボールがフォアサイドに流れ、それに上野瑶介が頭から飛び込んで決めソニーが先制。1点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内に入りシュートまで持って行くものの互いに守備も堅くゴールにはならず終盤へ。81分にV大分は左サイドから西埜植颯人がゴール前に入れたクロスボールに、中村真人が頭からダイビングヘッドで決め同点。後半は11本のシュートを放ったV大分だったが逆転はならずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。

 いわきFCとFC刈谷は「いわきGF」で対戦。前半13分にいわきは右コーナーキックからボールに、ゴール前で相手のクリアボールを繋ぎ右サイドへ、ボールを受けた山下優人がゴール前にクロスを入れると、金大生が頭で合わせ、いわきが先制。その後は刈谷がいわきゴールに迫るも、いわきは守備も堅く決定的なチャンスは作らせない。そして30分にいわきは右コーナーキックからのボールに、金大生が二アサイドから頭で合わせたボールがゴール左隅に決まり2点目。いわきが2-0で折り返す。後半は悪天候の影響もありゴール前まで持って行くが互いにシュート数も少なく、後半はゴールなしで試合終了。いわきが開幕から3連勝で首位に浮上。刈谷は開幕から3連敗となった。

 MIOびわこ滋賀とヴィアティン三重は「東近江」で対戦。開始1分にV三重は自陣ゴールキーパーからのロングボールが風に乗り、敵陣内でボールを受けた菅野哲也が左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れると、ゴール前に走り込んだ塩谷仁が合わせ、V三重が先制。その後は互いに相手ゴールまで迫るもチャンスに決めきれずV三重が1点リードで折り返す。後半はややV三重の攻撃時間が多くなり62分に左サイドからのクロスボールにゴール前で繋いだボールを塩谷仁が決め2点目。その後は互いにゴール前まで攻め込むもシュートまで持って行くことが少なく試合終了。三重が2点差をつけ今季初勝利となった。滋賀は前節に引き続きゴールなく開幕から3連敗となった。

 松江シティFCと奈良クラブは「松江」で対戦。開始早々に前線からプレスをかけボールを積極的に取りに行く松江は、開始1分に相手スローインから繋いだボールを遊馬将也が奪いキープし横パスを出すと、高畑智也が走りながら決め先制。その後は攻守の切り替えの早い展開でチャンスを作るが、奈良はシュート数2本と少なく松江も前半は6本のシュートを放つも追加点はなく、松江が1-0で折り返す。後半もシュート数では松江が上回り決定的なチャンスを作るが決めきれず。奈良は後半もシュート数は1本と少なく最後までゴールは遠く。松江が虎の子の1点を守りきり1-0で今季初勝利。奈良は連敗となった。

 次節(第4節)は4月3日(土)に4試合、4日(日)に4試合が開催される。
 ※試合なし:ソニー仙台FC