第9節 高知ユナイテッドSC vs FCティアモ枚方(2021/5/16)より
第23回JFL第9節が5月15日(土)に3試合、16日(日)に5試合が開催され、4連敗中の高知が枚方との接戦を制し5試合ぶりの勝利。首位のHondaがホームで3位のFC大阪に敗れ3位に後退し、今季無敗のいわきがアウェイでマルヤスに勝ち首位に浮上した。
*試合なし:FC刈谷
15日はソニー仙台FCとホンダロックSCが「めぐみB」で対戦。前半はソニーがシュート数、CK数で上回りチャンスを作るが決めきれず。ロックもチャンスを作るが決めることができずスコアレスで折り返す。後半はロックが55分に中央で繋いだボールから最後は佐々木翼が決め先制。後半もソニーがシュート数では上回るがロックの体を張った守りの前にゴールならず。ロックが虎の子の1点を守り切り今季アウェイで初勝利。ソニーはこれで3試合勝利なく今季3敗目となった。
Honda FCとF.C.大阪は「都田」で対戦。前半はFC大阪がシュート数で上回る展開で43分にカウンターから久保吏久斗が右サイドをドリブルで持ち込みゴール前に左サイドに横パスを出し、それを田中直基が落ちついて左隅に決め先制、FC大阪が1点リードで折り返す。後半はFC大阪が70分に右CKからのボールにゴール前の高い位置で附木雄也が頭で合わせ追加点。この日のHondaはFC大阪の堅い守りの前に決定的なチャンスが少なく前後半でシュート2本ずつと少なく最後までゴールなしで連敗。2点差をつけて勝ったFC大阪が2位に浮上した。
FCマルヤス岡崎といわきFCは「豊田球」で対戦。前半から攻守の切り替えの速い展開も共に決定的なシュートチャンスは少なくシュート数も2本ずつ。しかし前半終了間際にいわきの日高大が左サイドからクロスを入れるとそれをマルヤスFPがクリアしたボールが自陣ゴールに吸い込まれマルヤスのオウンゴールでいわきが先制し1点リードで前半を折り返す。後半はいわき優位の展開で進み68分に左サイドのスローインから相手のクリアボールを鈴木翔大がゴール前にクロスを入れ、それを吉澤柊がオーバーヘッドで決め追加点。マルヤスもセットプレーやカウンターからチャンスを作るがいわきの守りが堅くゴールなしで試合終了。いわきが2点差をつけ勝ち3連勝で首位に浮上した。マルヤスは今季2度目の複数失点で2敗目となった。
16日はヴェルスパ大分と東京武蔵野ユナイテッドSCが「昭和電サA」で対戦。V大分は前半9分に中野匠が中央をドリブルで持ち込みシュート、相手GKがクリアしたボールを利根瑠偉が詰め先制すると13分には左サイドから利根瑠偉のミドルシュートを相手GKがキャッチミスし、それを中村真人が詰め2点目。26分には右CKからのボールを中村真人が頭で折り返しそれをゴール前で村田勉が頭で決め3点目。武蔵野も5本のシュートを放つ決定機に決めきれずV大分が3-0で折り返す。後半は武蔵野が積極的に仕掛けるもV大分の守りが堅く、逆に64分にはV大分が右シュートCKからのボールに藪内健人が放ったシュートが相手FPに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ相手のオウンゴールとなり4点目。武蔵野もチャンスを作り後半も6本のシュートを放つがV大分の守りが堅く最後までゴールなし。V大分が4-0で勝ち4連勝で4位に浮上した。武蔵野は今季最多の失点で未だ勝利なく15位に順位を落とした。
MIOびわこ滋賀と鈴鹿ポイントゲッターズは「東近江」で対戦。前半39分に滋賀はカウンター攻撃で自陣のロングボールから長谷川覚之がドリブルで持ち込み豪快にミドルシュートを決め先制。しかし鈴鹿は前半アディショナルタイムに左CKからのボールにゴール前での競り合いから野口遼太が頭で押し込み同点し折り返す。後半は62分に鈴鹿は左サイドで滋賀のパスを遠藤純輝がインターセプトしドリブルで持ち込みゴール前にパス、それをエフライン・リンタロウが落ち着いて決め逆転。しかし滋賀69分に松本翔が左サイドからクロスボール入れ、西口諒が折り返したボールを竹下玲王が決め同点に追いつくと86分には松本翔が左サイドからクロスボール入れ、長谷川覚之が左サイドの角度のないところからシュートを放ちわずかにそれたボールを竹下玲王が詰め逆転。その後は鈴鹿の攻撃に体を張った守りでゴールを許さず滋賀が3-2で逆転勝利。鈴鹿は3試合勝利なく5位に後退。
松江シティFCとラインメール青森は「松江」で対戦。松江は前半4分に相手のクリアボールを垣根拓也がゴール前にパスを出すと、それを遊馬将也がループシュートで決め先制。青森は11分に相手FPのバックパスがオウンゴールとなり1点を返すと17分には左サイドを駆け上がった菊池大樹がドリブルからゴール逆サイドに長いクロスを入れると山田雄大がゴール前右サイドから決め逆転し青森が1点リードで折り返す。後半は攻守の切り替えの早い展開も互いに決定的なチャンスが少なくシュート数も松江が2本、青森が1本でゴールなく試合終了。青森が1点差を守り切り前節に続き連勝。松江は今季3敗目となった。
奈良クラブとヴィアテイン三重は「ロートF」で対戦。三重は前半12分に左CKから繋いだボールをペナルティライン外から菅野哲也が豪快にミドルシュートを決め先制。37分にはPKのチャンスを得ると井上丈が決め2点目。奈良は前半チャンスが少なく三重が2点リードで折り返す。後半は奈良が59分に中央で繋いだボールから右サイドに展開したボールに角度のないところから片岡爽が決め1点を返す。後半はシュート数で上回る奈良がその後も猛攻を仕掛けるも三重の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず1点のリードを守り切り三重が3試合ぶりの勝利。奈良は5連敗で16位に後退。
高知ユナイテッドSCとFCティアモ枚方は「春野球」で対戦。前半からシュート数で上回る高知がやや優位な展開も決定機に決めきれず。枚方もチャンスを作るがこちらも決めることが出来ずスコアレスで折り返す。後半は枚方がシュート2本、高知が10本で後半も高知が優位な展開で進むが決定機に決めきれず終盤へ。そして90+1分に高知は右CKからゴール前で相手のクリアボールを下堂竜聖が頭で押し込み先制。その後は高知がしっかり守り1-0で勝ち連敗を止める5試合ぶりの勝利。枚方は今季2敗目となった。
5月22日(土)、23日(日)は天皇杯予選期間でリーグ戦は休み。次節(第10節)は5月29日(土)に3試合、30日(日)に5試合が開催される。
※第5節で中止になったFCマルヤス岡崎-東京武蔵野ユナイテッドFCの代替開催は5月21日(金)に開催される。
※第10節試合なし:東京武蔵野ユナイテッドFC
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