第12節 MIOびわこ滋賀 vs 高知ユナイテッドSC(2021/6/13)より
第23回JFL第12節が6月12日(土)に2試合、13日(日)に6試合が開催され、首位のいわきと3位のV大分が勝ち勝点を積み上げる。刈谷と枚方の新入会対決は枚方が4-1で勝ち、滋賀は高知との接戦を制し連勝とした。
*試合なし:F.C.大阪
12日は東京武蔵野ユナイテッドFCと奈良クラブが「武蔵野」で対戦。前半は奈良がボールを持つ時間が長く繋ぎながら仕掛けるが武蔵野の守りが堅くゴールなし。武蔵野もカウンターやセットプレーからチャンスを作るが決定機に決めることができずスコアレスで折り返す。後半は武蔵野が56分に中川諒真がペナルティライン内側で相手守備に倒されPKのチャンスを得るとこれを石原幸治が右サイドに決め先制。しかし奈良も67分に長島滉大がドリブルで持ち込み左サイドからゴール前にクロスボールを入れると山本宗太朗が頭で合わせ同点。その後は互いにチャンスを作るが決めきれずこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
FC刈谷とFCティアモ枚方は「ゆめりあ」で対戦。前半中盤までは攻守の切り替えの速い展開から相手ゴールに迫るも決定機に決めきれず。そして34分に枚方は右サイドから繋いだボールを松本孝平が決め先制すると45分には左からのクロスボールにゴール前で佐藤諒が合わせ、枚方が2点リードで折り返す。後半は48分に刈谷がゴール前左サイドの角度のないところから福家勇輝が決め1点を替え返すとその後も枚方ゴールに迫るも再三の決定機に決めきれず、逆に枚方は79分に自陣からのロングフィードに左サイドに抜けた森本ヒマンがドリブルで持ち込み相手GKとの1対1の場面で冷静に決め3点目。90+1分にはゴール前左サイドからのパスを薬真寺孝弥が落ち着いて決め4点目。その後は互いにゴールなく試合終了。枚方が3点差をつけ勝ち3連勝。刈谷は今季未だ勝利なく10敗目。
13日はいわきFCと松江シティFCが「いわきGF」で対戦。前半はいわき優位の展開も決定機に決められずスコアレスで折り返す。後半は66分に右サイドのスローインから繋いだボールにゴール前に抜け出した吉澤柊が決め先制すると71分には相手のパスミスをバスケス・バイロンがインターセプトし前線へパス、それを吉澤柊が相手GKを交わし決め追加点。しかし松江も75分に左サイドからのロングボールに佐々木健人が抜けだし決め1点を返す。その後も相手ゴールに攻める松江だったがいわきの守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。逆にいわきは90+1分に右サイド直接FKからのボールにゴール前で米澤哲哉が頭で合わせダメ押しとなりいわきが3-1で勝ち2位に勝点4差の首位。松江は3試合ぶりの黒星となった。
MIOびわこ滋賀と高知ユナイテッドSCは「東近江」で対戦。前半から優位に攻める滋賀は再三の決定機を作るがなかなか決めることが出来ず、それでも37分に右サイドで繋いだボールから嘉茂良悟がゴール前にクロスボールを入れると竹下玲王が頭で合わせたボールがゴール上部に吸い込まれ滋賀が先制。高知は前半シュート2本と少なくゴールなし。前半は滋賀が1点リードで折り返す。後半も滋賀優位の展開が続き、追加点を狙い相手ゴールまで迫るがなかなかシュートまで持って行けず。しかし守備面では堅い守りで高知にシュート1本しか打たせず失点はなし。虎の子の1点を守り切った滋賀が1-0で勝ち連勝で7位に順位を上げた。高知は4試合ぶりの黒星となった。
ホンダロックSCとヴィアティン三重は「宮崎市」で対戦。激しく雨の降る中でボールが水たまりで転がりが悪い中、ボールコントロールが難しい状況で互いに決定的なチャンスが少なく。それでも35分に三重は左サイドの直接FKからのボールにゴール前で酒井達磨が頭で合わせ先制する。しかしロックは42分に右サイドからボールを繋ぎゴール前相手のクリアボールを距離のあるところから牧野翔太が低く抑えたボールで決め同点とし前半を折り返す。後半はシュートゼロの三重に対しチャンスを多く作ったロックだったがチャンスに決めることができず後半は互いにゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。ロック、三重共に3試合勝利なし。
ラインメール青森とソニー仙台FCは「新青森球」で対戦。開始早々にソニーは相手GKのボールを佐藤碧がカットし、それを落ち着いて決め先制。その後も追加点を狙って攻めるソニーだったが決定機に決めきれず追加点はなし。逆に青森は31分に左CKからのボールにゴール前で平出涼が頭で合わせ同点し前半を1-1で折り返す。後半は走攻守の切り替えの早い展開から互いに相手陣内に切り込み決定的なチャンスを作るが互いに体を張った守りでゴールを許さず後半はゴールなく試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。青森はこれで7試合連続黒星なし。ソニーは3連勝ならず。
FCマルヤス岡崎とHonda FCは「岡崎龍北」で対戦。前半はボールを繋ぎながら攻めるHondaに対し守備を固めるマルヤスの流れ。Hondaも前半は相手ゴール前に迫るもマルヤスの守備が堅くシュート3本でゴールなし。マルヤスもカウンターからチャンスを作り3本のシュートを放つが決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半も前半同様の展開となるが79分にHondaは退場者を出すと数位的優位に立つマルヤスだったがHondaも守りが堅く4本のCKがあったがチャンスを生かせずシュート2本でゴールなし。Hondaも数位的不利を感じさせない攻撃でチャンスを作るがシュート3本でゴールなしで試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。マルヤスは連敗を止め5試合ぶりの勝点。Hondaは2試合連続の引き分けで首位いわきとは勝点で4差。
鈴鹿ポイントゲッターズとヴェルスパ大分は「三交鈴鹿」で対戦。前半はシュート数ではV大分が上回る展開も互いにチャンスに決めることが出来ずスコアレスで折り返す。後半はV大分が55分に右サイドからのクロスボールにゴール前で前田央樹が頭で合わせたボールがバーで跳ね返り、それを浦島貴大が頭で詰め先制。59分には吉田直矢が自陣から出したロングボールにオフサイドラインギリギリのタイミングで飛び出した前田央樹が左サイドからドリブルで駆け上がり距離のある所から決め追加点。後半はシュート数で上回る鈴鹿は84分にPKのチャンスを得るがこれをV大分のGK渡辺泰広が鈴鹿の田村翔太が放ったボールを止めゴールを許さず。このまま2点のリードを守ったV大分が勝ち連勝。鈴鹿はこれで6試合連続勝利なし。
次節(第13節)は6月19日(土)に3試合、20日(日)に5試合が開催される。
※第13節試合なし:鈴鹿ポイントゲッターズ
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