第19節 ラインメール青森 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC(2021/8/22)より
第23回JFL第19節が8月21日(土)に4試合、22日(日)に4試合が開催され、首位のいわきはV三重相手に逆転勝ちで2位に勝点差を6位に広げ、上位4チームに5位の青森が武蔵野相手に前半13分に退場者を出したが接戦を制し4位のソニーに勝点で並んだ。
※奈良クラブ-MIOびわこ滋賀は開催中止となりました。
*試合なし:松江シティFC
21日はホンダロックSCと鈴鹿ポイントゲッターズが対戦(競技場非公表)。強風の中でボールコントロールが難しい中での試合となったが前半は攻守の切り替えの速い展開でシュート数やCK数もほぼ互角で互いにチャンンスを作るが決定機に決め切れずスコアレスで折り返す。後半は風が更に強くなり風上に立つ鈴鹿がロック陣内でボールを持つ時間が長くなりゴール前までボールを運びシュートまで持っていけず、また5本のCKのチャンスも生かせず。ロックは得意のセットプレーの機会が少なくCKもなし。そして89分に鈴鹿は左サイドから繫いだボールを最後は田村翔太がゴール前で落ち着いて相手を交わし右隅に決め先制。その後はボールをキープしながらロックに決定的なチャンスを与えず試合終了。鈴鹿が終盤の粘りで決勝点を決め開幕戦で引き分けたロック相手に勝ち三浦泰年監督就任後に連勝。ロックは4連敗となった。
ソニー仙台FCとHonda FCは「ユアスタ」で対戦。前半11分にソニーは右サイドのスローインからゴール前で繫ぎ最後は相手のクリアボールを石上輝が相手を交わし距離のあるとこからループシュートを右上隅に決め先制。Hondaも前半はソニーと同じ4本のシュートを放つもこちらは決定機に決め切れずソニーが1点リードで折り返す。後半はHondaがボールを持つ時間が多くシュート数で上回るがチャンスに決め切れず終盤へ。85分にHondaはPKのチャンスを得るとこれをGKの楠本祐規が左下隅に決め同点。その後は互いに決定的なチャンスを作ったが互いのGKの好セーブもあり追加点ならず試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。ソニー、Honda共に2試合連続の引き分けとなった。
FC刈谷とF.C.大阪は「刈谷」で対戦。前半序盤からFC大阪が猛攻を仕掛け決定的なシュートを放つもバーに当たりゴールならず。序盤の猛攻を凌いだ刈谷はその後チャンスを作るもシュートまで持っていけず。30分を過ぎたぐらいからFC大阪が再三チャンスを作るようになるが刈谷の守備陣が体を張って守りゴールを許さずスコアレスで折り返す。後半は攻守の切り替えの速い展開から互いにチャンスを作るがゴールならず。終盤になると刈谷がサイドを崩し再三チャンスを作るがFC大阪の体を張って守りの前にゴールならずこのまま試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。刈谷は4試合ぶりの勝点。FC大阪は2試合連続ゴールなし。
高知ユナイテッドSCとヴェルスパ大分は「春野陸」で対戦。前半は土砂降りの雨の中でのプレーでボールコントロールが難しい中、14分にV大分はサイドから崩し左サイドから藤本拓臣がゴール前フォアサイドにクロスを入れると山﨑一帆が左足で放ったシュートが相手守備に当たるもゴールに吸い込まれ先制。その後もV大分優位が優位に攻める展開も互いに追加点はなく、高知は前半シュート1本でゴールなくV大分が1点リードで折り返す。雨が上がった後半は48分にV大分が左サイドのスローインからボールを繫ぎ最後は前田央樹が低く抑えたシュートが右下隅に決まり2点目。その後は高知がサイドを使いながらチャンスを増やし、68分に右CKからのボールにゴール前で赤星魁麻が頭で合わせ1点を返す。その後も高知がボールを持つ時間が多くなり決定的なチャンスを作るが、雨が再び強く降り出し、あと一歩及ばず試合終了。天皇杯の激戦から中二日で臨んだV大分が1点差で勝ち6試合ぶりの勝利。高知は3試合ぶりの黒星となった。
22日はラインメール青森と東京武蔵野ユナイテッドFCが「カクスタ」で対戦。序盤から優位に攻めるのは武蔵野。サイドや中央のラインでボールを繫ぎながら青森陣内に攻め込むが決定的なチャンスが作れず。そして青森は13分にペナルティライン外側で阻止(他)の反則を取られ退場者を出す。武蔵野はこのプレーでFKのチャンスを得るが生かせず。それでも数的優位になった武蔵野は青森陣内で攻める時間が多くなるが、青森も守備を固め武蔵野に決定的なチャンスに対してもGK廣末陸の好セーブもありゴールを許さずスコアレスで前半を折り返す。後半は武蔵野が数的優位を生かし青森陣内に攻め込み時折青森がカウンターからチャンスを作る展開で80分にGKのロングフィードから相手のクリアボールを奪った津久井匠海が右サイドをドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れると差波優人が豪快なミドルシュートを決め右上隅に決め先制。その後は武蔵野の猛攻を青森守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。虎の子の1点を守り切った青森が1-0で勝ちこれで4戦負けなしで4位のソニーに勝点で並んだ。武蔵野は今季初の連勝ならず。
FCティアモ枚方とFCマルヤス岡崎は「枚方」で対戦。前半7分にマルヤスは右サイドのスローインからボールを繫ぎゴール前に水野翔太がスライディングで右下隅に決め先制。12分には水野翔太が相手の横パスをインターセプトしそのままドリブルで持ち込み決め2点目。34分には右サイドのスローインから繫ぎゴール前で寺尾憲祐が出した横パスに左サイドから林雄飛がミドルシュートを決め3点目。枚方も決定的なチャンスを作るがマルヤスの守備陣が体を張った守りでゴールを許さずマルヤスが3点リードで折り返す。後半は53分にマルヤスは左からのクロスボールにゴール前で水野翔太が繫いだボールをフォアサイドから村瀬勇太が決め4点目。枚方は59分に左サイドで繫いだボールから久保田駿斗がゴール前にクロスボールを入れるとニアサイドで曺永哲(チョ・ヨンチョル)が頭で合わせ1点を返す。その後も枚方が再三に渡り決定機を作るがマルヤス守備陣が体を張って守り切り3点差をつけてマルヤスが井幡博康新監督の初陣を勝利で飾る。枚方は第8節以来となる4失点で黒星となった。
ヴィアティン三重といわきFCは「アサスタ」で対戦。前半から積極的に仕掛け12本のシュートを放ったいわきだったがV三重の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず。V三重もチャンスを作り前半は5本のシュートを放つ。V三重は26分に中央ペナルティライン外側の位置でFKのチャンスを得ると菅野哲也が放ったボールがクロスバーに当たりその跳ね返りを酒井達麿が決め先制。V三重が1点リードで折り返す。後半は雷雨の影響で約40分の中断後に開始。水たまりのピッチの中でボールコントロールが難しい中、互いにゴール前で運ぶが決定的なチャンスを作れず終盤へ。79分にいわきは右サイドのスローインからボールを受けた嵯峨理久が右サイドゴールラインギリギリの所をドリブルで持ち込み決め同点とすると84分には右CKからのボールにゴール前の競り合いから米澤哲哉が頭で決め逆転。その後はボールをキープしながらV三重にチャンスを作らせず試合終了、いわきが勝ち2位のHondaとの勝点を6差に広げた。V三重は8試合ぶりの黒星となった。
次週は7月31日(土)に中止になった第17節の奈良クラブ-FCマルヤス岡崎は8月25日(水)に開催する。また次節(第20節)は8月28日(土)に3試合、29日(日)に5試合が開催される。
※第20節試合なし:ホンダロックSC
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