第21節 ホンダロックSC vs ソニー仙台FC(2021/9/4)より
第23回JFL第21節が9月4日(土)に4試合、5日(日)に4試合が開催され、今節は首位のいわきと2位のHondaが勝ち勝点差変わらず。青森は滋賀に逆転勝ちで4位に勝点で並び、ロックはソニー相手に2ゴールを決め5試合ぶりの勝利となった。
*試合なし:FC刈谷
4日はラインメール青森と松江シティFCが「新青森球」で対戦。前半22分に松江は相手のバックパスが前方にいた遊馬将也に渡り、遊馬が距離のあるところから左下隅に決め先制。38分にはゴール前左サイドでボールを繫ぎ、高畑智也がゴール前にクロスを入れるとフォアサイドで待ち構えていた川中健太がダイレクトに右足で合わせ2点目。青森もサイドを使った攻撃等で相手陣内まで攻めるがシュート2本でゴールなし。前半は松江が2点リードで折り返す。後半は青森が右CKからのボールにニアサイドでの相手クリアボールがペナルティライン中央の外側へ、それを榊原彗悟がミドルシュートを決め1点を返すと54分にはペナルティライン中央の外側5m位のFKのチャンスに和田響稀が右下隅に直接決め同点とする。その後は互いにチャンスを作るが決め切れず終盤へ。そして86分に青森は右サイドのスローインから繫いだボールにゴール前右サイドで山田雄太がシュート、相手GKが弾いたボールを左サイドから野口竜彦が詰め逆転。その後は松江の猛攻に体を張った守りで防ぎ青森が3-2の逆転勝利で、勝点で4位のソニーに並んだ。松江は7試合ぶりの黒星となった。
鈴鹿ポイントゲッターズとMIOびわこ滋賀が対戦(競技場非公表)。前半5分に滋賀は山内達朗が右サイドで相手ボールをカットし前方にパス、ゴール前まで坂本一輝がキープし左横にパスを出すと松本翔が左サイドから走り込んで決め先制。25分には国領一平が中央をドリブルで駆け上がり相手のクリアボールが前方にいた松本翔へのパスになり、そのボールを松本翔がゴール前やや左サイドから落ち着いて決め2点目。鈴鹿は35分に左サイドの直節FKからのボールにゴール前で川森有真が頭で合わせ相手GKのクリアボール中村俊貴が詰め1点を返す。後半は開始早々に豪雨の為、一時中断約25分後に再開するものの水たまりが多いピッチの中で互いにロングボールを多用し相手ゴールに迫る展開となる。そして82分に鈴鹿は左サイドのロングスローから中央で中村俊貴が頭で後ろに反らしゴール前混戦で落ちたボールを今井那生が倒れながら詰め同点。その後も鈴鹿は再三チャンスを作るがゴール雨で滋賀の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。2-2の引き分けで勝点1ずつを分け合った。鈴鹿は4連勝ならず、滋賀は3試合ぶりの勝点。
ホンダロックSCとソニー仙台FCが対戦(競技場非公表)。前半5分に右サイドの直接FKからのボールにゴール前で中島拓真がシュートを放ち右サイドのポスト帰りを田中大和が詰め先制。ソニーは相手陣内までボールは運ぶもののシュートは1本と少なく前半はロックが1-0で折り返す。後半は67分に左スローインから坂本翔が前方にパスを出すと左サイドを永吉広大が左サイドのハーフェイライン付近からドリブルで駆け上がり自ら決め2点目。しかし終盤から積極的に攻め上がるソニーは83分に自陣からボールを繫ぎ前方左サイドからゴール前にクロスボールを入れると内野裕太がシュートを放ち相手GKが弾いたボール平田健人が詰め1点を返す。その後もソニーが猛攻を仕掛け決定的なチャンスを作るがロック守備陣が体を張った守りでゴールを許さず1点のリードを守りきり2-1で5試合ぶりの勝利。ソニーは6試合ぶりの黒星となった。
東京武蔵野ユナイテッドFCとヴェルスパ大分は「味フィ西」で対戦。前半14分に武蔵野は右サイドからロングのクロスボールをゴール前左サイドに入れると小野寺湧紀が頭で折り返したボールにゴール前右サイドに走り込んだ本田圭佑が決め先制。その後も追加点を狙ってチャンスを作るが決め切れず、逆に前半終盤はV大分がボールを繫ぎながら武蔵野陣内に攻め込むも武蔵野の守備陣が決定的なシュートを打たせず武蔵野が前半を1-0で折り返す。後半は52分に雷が鳴り中断。そして約50分近い中断のあと再開。その後はV大分がボールの主導権は握るものの武蔵野の堅い守りの前にシュートまで持っていけず、武蔵野もカウンターからチャンスを作るがこちらも決定的なシュートは放てず終盤へ。そして83分に再び雷が鳴り、その後も雷雲が引く状況ではなく天候の回復が見込まれず閉館時間までに試合を成立させることができないと判断しこの日の試合を中止とした。
5日はF.C.大阪とHonda FCが「花園第2G」で対戦。前半から攻守の切り替えの早い展開でチャンスを作るがFC大阪は決定機に詰めがなく、HondaはFC大阪守備陣の体を張った守りの前にシュート9本を放つがゴールならず、前半はスコアレスで折り返す。後半は52分にFC大阪は右からのクロスボールに久保吏久斗が頭で合わせ、バーの跳ね返りを和田幸之佑が詰め先制。その後はHondaの猛攻に対しFC大阪はGKの好セーブ等でゴールを許さず終盤へ。そして85分にHondaは85分に右サイドから原田開がゴール前にクロスを入れるとフォアサイドに八戸雄太が頭で合わせ同点とすると90+1分には左サイドで繫いだボールに児玉怜音がゴールラインギリギリの角度のない所から決め逆転。その後は互いにゴールなく試合終了。Hondaが逆転勝ちで5戦負け無しの連勝、FC大阪は3試合勝利なし。
ヴィアティン三重と奈良クラブは「アサスタ」で対戦。前半は互いに攻守の切り替えの早い展開で積極的にシュートを放つ(V三重5本、奈良6本)が互いの攻守もありゴールはなくスコアレスで折り返す。後半も前半同様で攻守の切り替えの早い展開ながら互いに決定機に決め切れず終盤へ。そして83分に奈良は自陣で相手ボールを奪い前方に出たボールを桑島良汰が左サイドを駆け上がり逆サイドにパスを出すと走り込んだ森俊介が決め先制。その後はV三重が相手陣内に攻め込むシーンが多くなるが奈良の守備陣が体を張った守りで相手ゴールを阻止。そしてこのまま奈良が逃げ切りかと思われた90+5分の終了間際にV三重は左サイド距離のある位置での直節FKからのボールにゴール前で寺田匡史が頭で合わせ同点としたところで試合終了。1-1の引き分けとなり勝点1ずつを分け合った。V三重は4試合連続で勝利なし、奈良は5試合連続の引き分けとなった。
いわきFCとFCマルヤス岡崎は「いわきGF」で対戦。前半10分にいわきは左CKからのボールにゴール前で相手のクリアボールを拾った山下優人がゴール前にクロスを入れると岩渕弘人がニアサイドで合わせ先制。34分にはハーフェイライン付近で相手ボールを奪い前方にボールが出るとそれを古川大悟がドリブルで持ち込み決め追加点。マルヤスは前半シュート2本でゴールなく、いわきが前半を2-0で折り返す。後半もボールの主導権を握るのはいわき。追加点を狙ってマルヤス陣内に攻め込むも決定機に決め切れず終盤へ。マルヤスは後半もチャンスは少なくシュート1本のみ。そして80分にいわきは自陣GKからのロングボールに左サイドで繫いだボールから谷村海那がゴール前で落ち着いて決めダメ押しとなる3点目。その後は互いにゴールなく試合終了。いわきが3-0で勝ち4試合負け無しで2位に勝点差4のままで首位。マルヤスは2試合連続の3失点で連敗となった。
FCティアモ枚方と高知ユナイテッドSCは「ヤンマースタ」で対戦。前半は中盤まで互いに決定的なチャンスを作るものの相手守備の体を張った守りの前にゴールなく終盤へ。枚方は44分に左サイドで繫いだボールから佐藤諒が放ったシュートに相手のクリアボールを松本孝平が詰め先制すると45+2分には自陣のロングボボールからゴール前で曺永哲(チョ・ヨンチョル)の肩に当たりこぼれたボールを佐藤諒がミドルシュートを決め前半を2-0で折り返す。後半序盤は枚方が決定的なシーンを作るが決め切れず、逆に高知は64分に中盤で繫いだボールから田中彰馬がミドルシュートを決め1点を返す。その後は後半だけで10本のシュートを放った高知がボールを持つ時間が長くなるが枚方の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず1点のリードを守り切り2-1で3試合ぶりの勝利で3位に浮上。敗れた高知は4試合勝利なし。
次週は8月21日(土)に中止になった第19節の奈良クラブ-MIOびわこ滋賀の対戦が9月8日(水)に「ロートF」で開催される。また次節(第22節)は9月11日(土)に2試合、12日(日)に6試合が開催される。
※第22節試合なし:東京武蔵野ユナイテッドFC
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