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第23回JFL 第28節「いわきFCが6ゴールを決め快勝、今季4位以内確定に王手!」


第28節 ラインメール青森 vs いわきFC(2021/10/30)より

 第23回JFL第28節が10月30日(土)に7試合、31日(日)に1試合が開催され、首位のHondaと2位のいわきは共に勝ち、いわきは次節で勝てば他会場の結果に関係なくJ3入会条件である今季の4位以内(J百年構想クラブ上位2以内)が確定する。その他では下位3チームは全て敗れ、J3入会を目指すJ百年構想クラブのうち、FC大阪だけが勝利で3チーム(FC大阪、鈴鹿、青森)が6位の勝点38で並んだ。
 *試合なし:奈良クラブ

 30日はHonda FCとホンダロックSCが「都田」で対戦。前半からボールを持ち時間が長く優位に攻めるHondaだったがロックの堅い守りの前にシュート5本を放つがゴールなし、ロックはシュート2本と少なくこちらもゴールなくスコアレスで折り返す。後半も前半同様にHondaが優位に攻め前半以上のシュートを放つもゴールなく、ロックはCK等からチャンスを作るがシュート1本でゴールなく、このままスコアレスで試合終了かと思われた90+5分にHondaはGKから児玉怜音がハーフェイライン付近あたりで頭で落としたボールを平川貴也がやや左サイドをドリブルで持ち込み角度のない所からシュートを放ち相手GKの手を弾きゴールに吸い込まれ、これが決勝点となりHondaが1-0で勝ち首位をキープ。敗れたロックは14位との勝点差が7に広がった。

 ヴィアティン三重と松江シティFCは「アサスタ」で対戦。松江は40分にカウンターから左サイドで繫いだボールを佐藤啓志郎がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとゴール前で川中健太が左足で合わせ先制。V三重は前半シュート1本でゴールなし。松江が1点リードで折り返す。後半は松江が62分にゴール前混戦から後方に出たボールを菅本岳が低く抑えたシュートを左下隅に決め追加点。その後はV三重が優位に攻め72分に左サイドで繫いだボールに野垣内俊がゴール前にクロスボールを入れるとゴール前に走り込んできた澤朋哉が頭で決め1点を返す。その後も積極的に仕掛けるも松江の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。松江が1点差で勝ち連勝、V三重は4位以内が遠のく5試合ぶりの黒星となった。

 F.C.大阪と鈴鹿ポイントゲッターズは「服部陸」で対戦。前半は攻守の切り替えの早い展開もやや鈴鹿がボールを持つ時間が多くシュート数でも上回る(FC大阪2本、鈴鹿5本)が互いに決定機に決めきれずスコアレスで折り返す。後半はFC大阪が54分にルイス・フェルナンドが相手陣内で相手ボールを奪い、そのまま落ち着いて左下隅に決め先制。その後は前半同様にやや鈴鹿がボールを持つ時間が多くシュート数でも上回る(FC大阪3本、鈴鹿6本)がFC大阪の守護神である安田惟太郎の好セーブや守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。虎の子の1点を守り切ったFC大阪が6位に順位を上げた。鈴鹿は3試合ぶりの黒星で順位は7位で変わらず。

 東京武蔵野ユナイテッドFCとFCマルヤス岡崎は「武蔵野」で対戦。攻守の切り替えの早い展開も武蔵野がややボールをもつ時間が長くチャンスを作るが決め切れず。逆にマルヤスは35分に自陣からのロングボールに前線で相手守備の背後を抜けた水野翔太がドリブルで持ち込み落ち着いて決め先制、マルヤスが1点リードで折り返す。後半はシュート1本のマルヤスに対し、武蔵野が優位に攻める時間が続くがマルヤスが堅い守りで決定的なシュートを打たせず。マルヤスが虎の子の1点を守り切り8試合ぶりの勝利で下位3チームとの勝点差を離した。

 ラインメール青森といわきFCは「プラスタ」で対戦。前半29分にいわきは右サイドのスローインから繫いだボールに嵯峨理久がクロスボールを入れると岩渕弘人が詰め先制。青森は41分に左サイドのセットプレーから野口竜彦が放ったボールを進藤誠司がフォアサイドに走り込んで決め同点。そして43分にいわきは自陣で相手のクリアボールを前線左サイドに出すと古川大悟がドリブルで駆け上がりゴール前にクロスボールを入れるとゴール前で岩渕弘人が右足で合わせ2点目。いわきが1点リードで折り返す。後半は青森が48分に阻止で退場者を出し、数位的優位に立ったいわきは60分に右サイドからのクロスボールに逆サイドから折り返したボールを古川大悟が詰め3点目。75分には右CKからのボールにゴール前の混戦から最後は吉澤柊が詰め4点目。84分には左サイドで繫いだボールから関野元弥がゴール前にクロスを入れると鈴木翔大が頭で合わせ5点目。89分には田中龍志郎が左サイドをドリブルで駆け上がり長いクロスボールを入れるとゴール前相手守備のこぼれ玉を平岡将豪が詰め6点目。守備では青森に後半はゴールを許さず3試合ぶりの勝利。青森は4試合ぶりの黒星となった。

 FCティアモ枚方とヴェルスパ大分は「ヤンマースタ」で対戦。枚方は37分に右CKからゴール前逆サイドで樋口総が頭で折り返したボールを松本孝平が相手との競り合いから頭で決め先制。前半は互いに5本ずつのシュートもV大分は決定機に決め切れず枚方が1-0で折り返す。後半はV大分がシュート数11本(枚方6本)で積極的に仕掛けるも枚方の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず、逆に枚方は80分に相手のクリアボールをゴール前左サイドで久保田駿斗が頭で落としたボールを佐藤諒が決め追加点。その後はV大分の反撃を抑えた枚方が2-0で勝ち、この時点で3位に浮上。V大分は5試合ぶりの黒星で首位とは勝点差で11に広がった。

 FC刈谷とMIOびわこ滋賀は「刈谷」で対戦。前半は刈谷がシュート数で上回り(刈谷5本、滋賀2本)チャンスを作るが決定機に決め切れず、滋賀もチャンスが少なくスコアレスで折り返す。後半は53分に刈谷は左サイドから神谷椋士のクロスに二アサイドで中野裕太が浮かせたボールを一木立一が左足のジャンピングボレーで決め先制、しかし刈谷のシュートはこの1本で、その後は滋賀が積極的に仕掛け78分に右サイドから小口大司のクロスボールにゴール前で坂本一輝が繫いだボールを嘉茂良悟が右足で決め追いつくと、90+1分には右サイドをドリブルで駆け上がった長谷川覚之からのクロスにゴール前二アサイドに走り込んだ坂本一輝が頭で決め逆転。その後はしっかり守り切って滋賀が逆転で5試合ぶりの勝利。刈谷は4試合ぶりの黒星となった。

 31日はソニー仙台FCと高知ユナイテッドSCがは「めぐみB」で対戦。前半序盤は高知が蹴って決定的なチャンスを作るが決めることが出来ず、飲水タイム後からソニーが優位に攻める展開が続くも決定的なシュートまで持って行けず、逆に高知はカウンターから決定的なシュートを放つもソニーのGK古川裕貴の好セーブでゴールを許さず、前半をスコアレスで折り返す。後半は序盤から高知のCKが続き56分に7本目のCK(右サイド)からのボールにゴール前の競り合いから相手に当たってオウンゴールとなり高知が先制。その後は互いに決定的なチャンスを作るが互いに守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。高知が虎の子の1点を守り切り5試合ぶりの勝利、ソニーはホームで連敗となった。

 次節(第29節)は11月3日(水・祝)に全8試合が開催される。
 ※第29節試合なし:ソニー仙台FC