日本フットボールリーグオフィシャルWebサイト

TOPICS

第23回JFL 第31節「鈴鹿ポイントゲッターズがヴィアティン三重との三重県対決を制す!」


第31節 鈴鹿ポイントゲッターズ vs ヴィアティン三重(2021/11/13)より

 第23回JFL第31節が11月13日(土)に3試合、14日(日)に5試合が開催され、首位のHondaが今節は休み、2位のいわきが勝ち首位に浮上、優勝争いはこの2チームに絞られた。J百年構想クラブのJ3入会争いではFC大阪がロックに勝ち3連勝で4位に浮上しJ3入会へ望みを繋ぎ、三重県対決は鈴鹿が制した。下位争いでは15位のロックが敗れ、16位の武蔵野が勝ち順位が入れ替わった。
 *試合なし:Honda FC

 13日はF.C.大阪とホンダロックSCが「服部陸」で対戦。FC大阪は前半23分に左サイドから中央で繋ぎ再び左サイドに展開し澁谷雅也がクロスを入れるとゴール前で大山武蔵が頭で合わせ先制、その後もFC大阪の方がシュート数でも上回りチャンスを作るが追加点はなし。ロックもセットプレーやカウンターから決定的なチャンスを作ったが相手GKの好セーブもありゴールなし。前半はFC大阪が1-0で折り返す。後半はロックの序盤の仕掛けを抑えたFC大阪が54分にペナルティエリアのやや後ろの右サイドから大山武蔵が放った直節FKのボールが右サイドギリギリに決まり追加点。その後は互いにチャンスを作るが決定的なシュートは放てずこのまま試合終了、FC大阪が2-0で勝ち3連勝でJ3入会へ望みを繋ぐ。敗れたロックは16位に順位を下げた。

 東京武蔵野ユナイテッドFCと高知ユナイテッドSCは「武蔵野」で対戦。前半は武蔵野がボールを持つ時間が多くチャンスを多く作るが高知の堅い守りの前にゴールならず。高知も武蔵野陣内でチャンンスを作るが決定的なシュートは放てずこちらもゴールなし。前半はスコアレスで折り返す。後半序盤は高知が再三チャンンスを作るがシュートまで持って行けず逆に武蔵野は69分にゴール前で相手のバックパスをカットした田口光樹が落ち着いて決め先制。更に武蔵野は79分には中盤で相手ボールを奪い飯島秀教がゴール前にパスを出すと相手守備の裏を抜けた小野寺湧起が決め追加点。その後は武蔵野の守備陣が安定した守りで相手に決定的なチャンスを作らせず試合終了。武蔵野が2-0で勝ち連勝で15位に順位を上げた。高知は連敗となった。

 鈴鹿ポイントゲッターズとヴィアティン三重は「三交鈴鹿」で対戦。前半は互いに相手陣内までボールを運ぶがシュートまで持っていけない時間が続く。そして36分に鈴鹿は左サイドで繋ぎ中央に出たボールを距離のある位置へ菊島卓が走り込んで低く抑えて放ったシュートが右下隅に決まり先制。その後は互いにチャンスが少なく鈴鹿が1-0で折り返す。後半はV三重がボールを持つ時間が長く相手陣内で積極的な仕掛けるが鈴鹿の守備陣が体を張った守りでシュートを打たせず、鈴鹿はカウンターから時折チャンンスを作るがこちらもシュートまで持って行けず。ナイター開催で気温10℃を切る中での三重対決は後半ゴールなく試合終了。鈴鹿が虎の子の1点を守り切り1-0で勝利、J3入会へ望みを繋いだ。V三重は連勝ならず今季の三重県対決は1勝1敗となった。

 14日はいわきFCとFCティアオモ枚方が「いわきGF」で対戦。前半は互いに相手陣内に攻め込みシュート数でいわきが7本、枚方が4本を放つも決定機に決め切れずゴールなくスコアレスで折り返す。後半はいわきが57分に宮本英治の右サイドへのロングボールから嵯峨理久がクロスを入れるとゴール前距離のあるところから谷村海那が右足で放ったシュートが左上隅に決まり先制。後半シュート数で上回った枚方だった(いわき4本、枚方6本)がいわき守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。虎の子の1点を守り切ったいわきが4連勝で今節試合のなかったHondaを抜き首位に浮上した。枚方は3連敗で6位に順位を下げた。

 MIOびわこ滋賀とソニー仙台FCは「東近江」で対戦。前半8分にソニーは左サイドから石上輝がクロスを入れるとゴール前フォアサイドに佐藤碧が走り込んで決め先制、19分にはゴール前で相手ボールをカットした金井冬士が落ち着いて決め追加点。しかし滋賀はその1分後に左サイドから繋いだボールに相手守備の裏に抜け出した竹下玲王が決め1点を返し1-2で滋賀の1点ビハインドで折り返す。後半は48分に滋賀は竹下玲王が中央ドリブル突破から左サイドにパスを出し左サイドを駆け上がった松本翔がゴール前にクロスを入れると竹下玲王が頭から飛び込み決め2-2の同点に追いつく。その後は互いにチャンンスを作るが決め切れずこののま引き分けかと思われた90+5分にソニーは左サイドでボールを繋ぎ上野瑶介がクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ秋元佑太が右足で合わせこれが決勝点となりソニーが4試合ぶりの勝利、滋賀は連敗となった。

 松江シティFCとヴェルスパ大分は「松江」で対戦。終日風が強い中での開催で前半は互いに相手陣内に攻め込みシュート数で松江が4本、V大分が3本を放つも決定機に決め切れずゴールなくスコアレスで折り返す。後半は57分に右サイドから西埜植颯斗がクロスを入れるとゴール前で藪内健人がシュートを放ち、相手のクリアボールを距離のあるところから前田央樹が決め先制。その後は互いにチャンスを作るが互いに守りが堅く決定的なシュートが放てずゴールなし。虎の子の1点を守り切ったV大分が3連勝となったが残り3試合で首位いわきとの勝点10差が縮まることがなく連覇ならず。松江は2試合連続0-1の敗戦となった。

 ラインメール青森とFC刈谷は「カクスタ」で対戦。前半4分に刈谷はゴール前で相手ボールを奪い中野裕太が右サイドからミドルシュートを決め先制。シュート数では青森が多かった(青森5本、刈谷2本)がチャンスに決め切れず刈谷が1点リードで折り返す。後半は62分に神谷椋士が左サイドで相手との競り合いから放ったループシュートが相手GKの頭上を越え右隅に決まり2点目。その後は青森が優位に攻め78分に平田海斗が右サイドからクロスを入れるとゴール前で萬代宏樹が相手守備を引きつけスルー、背後にいた行武大希が決め1点を返すと87分には右サイドのスローインから野口竜彦がクロスを入れゴール前で水谷侑暉が落としたボールを木下高彰が決め2-2の同点に追いつくと90分には右サイドで繋いだボールから榊原彗悟がクロスを入れるとゴール前で待ち構えていた萬代宏樹が頭で合わせこれが決勝点となり青森が3-2で勝利。先日今季限りでの引退を表明した萬代宏樹が今季最後のホームゲームで大きなインパクトを残した。刈谷は連敗となった。

 FCマルヤス岡崎と奈良クラブは「岡崎龍北」で対戦。前半は奈良が優位の展開でボールを持つ時間も長くシュート数で上回る(マルヤス2本、奈良6本)も決定機に決め切れず、マルヤスもチャンスを作るがシュートまで持って行けず前半はスコアレスで折り返す。奈良は49分に右サイドで繋いだボールからゴール前で片岡爽がキープし左サイドへ横パスを出すと長島滉大が右足で合わせ先制。その後は互いに相手陣内まで攻め込むもシュートまで持って行けずこのまま試合終了。奈良が虎の子の1点を守り切り連勝。マルヤスは連敗となった。

 次節(第32節)は11月20日(土)に3試合、21日(日)に4試合、23日(火・祝)に1試合が開催される。
 ※第32節試合なし:MIOびわこ滋賀