2nd-S第1節 奈良クラブ vs 東京武蔵野シティFC(2017/7/8) より
第19回日本フットボールリーグ セカンドステージの初戦となる第1節が7月8日(土)に5試合、9日(日)に3試合が開催された。
8日(土)はラインメール青森とヴィアティン三重が「弘前陸」で対戦。30℃を超す気温の中、前半は三重が再三に渡りチャンスを掴むも決定機に決められずスコアレスで折り返す。後半は三重がシュートゼロに対し青森は2本と互いに決定機まで持って行けず後半もゴールなしで試合終了。スコアレスドローで勝点1ずつを分け合った。青森はこれで3試合連続の無失点となった。
奈良クラブと東京武蔵野シティFCは「奈良橿原」で対戦。前半は奈良が15分に坂本修佑が左サイドからドリブルで持ち込み決め先制、1点リードで折り返す。後半はシュート数で上回る武蔵野が72分にゴール前で繋いだボールを藤井貴之が決め同点に追いつく。しかし奈良は終盤の87分に左からのクロスボールを濵中優俊が決めこれが決勝点となり奈良が5試合ぶりの勝利。武蔵野は3連敗。
ブリオベッカ浦安とヴァンラーレ八戸は「柏の葉」で対戦。前半8分に浦安は右CKからのボールを笠松亮太が頭で決め先制し1点リードで折り返す。後半は八戸優位の展開となり48分に村上聖弥、51分に金久保彩がPKを決め逆転すると77分には相手のゴール前相手クリアボールを吉川翔梧がシュート、一度は弾かれるもそのボールを詰めダメ押しとなる3点目を決め八戸が第8節以来の勝利。
流経大ドラゴンズ龍ケ崎とホンダロックSCは「龍ケ崎」で対戦。前半はシュート数で流経大がゼロに対しロックが4本とチャンスを作るがスコアレスで折り返す。後半はシュート数で流経大が圧倒するもロックの守備陣が堅い守りでゴールを許さず、逆にロックは71分に右CKからのボールを相手に当たりそれを玉城嵐士が詰めこれが決勝点となりロックが今季初の3連勝。流経大は今季初の連敗。
Honda FCとMIOびわこ滋賀は「都田」で対戦。前半はHonda優位の展開で25分に左CKからのボールをゴール前で繋ぎ原田開がヘディングシュート。それがバーに跳ね返り佐々木俊輝が詰めHondaが先制、1点リードで折り返す。後半は滋賀の猛攻を受けるもHondaの守護神である楠本祐規が再三の好セーブでゴールを許さず、Hondaが虎の子の1点を守りきり1-0で勝利。
9日(日)はヴェルスパ大分とFCマルヤス岡崎が「大銀サA」で対戦。前半はV大分がシュート数で上回るも互いにチャンスを作るが決めることができずスコアレスで折り返す。後半は暑さの影響もあったのかシュート数は3本ずつとなったが67分にV大分はPKのチャンスを得ると福島新太が決めこれが決勝点となりV大分の勝利。V大分はファーストステージ第6節以来の今季2勝目。マルヤスは連勝ならず。
FC大阪とソニー仙台FCは「J-G堺メイン」で対戦。前半は互いに3本ずつのシュート数でスコアレスで折り返す。後半はシュート数で上回るFC大阪が72分に左CKからのボールを中央で繋ぎ水谷 尚貴がシュート。一度は相手GKにクリアされるがこのクリアボールを水谷が詰め先制。守備でもソニーの反撃を無失点で抑え、ファーストステージで敗れた借りを返した。ソニーはファーストステージ第2節以来の黒星となった。
FC今治と栃木ウーヴァFCは「富郷」で対戦、試合前まで激しく降った雨の影響で水たまりが多くスリッピーなピッチコンディションの中ながらも積極的にシュートを放つ展開。しかゴールはなくスコアレスで折り返す。後半は57分に今治は左CKからのボールをゴール前で中野圭が合わせ先制。59分には右からのパスを上村岬が決めると72分には右からのクロスボールを佐保昂兵衛が頭で決め3点目。その後は栃木ウが積極的に相手陣内に攻め入りチャンスを作るが今治守備陣が体を張った守りでゴールを割らせず逆に今治は87分に中央ラインで繋いだパスを長尾善公が落ち着いて決め今治が4-0で勝利、セカンドステージは首位発進となった。栃木ウも前後半で10本のシュートを放つも無得点で黒星。
セカンドステージ初戦は年間通算順位2位と4位が勝点3を確保できない中で5位と6位のJリーグ百年構想クラブが勝点3を確保。奈良も幸先よいスタートでJ3入会を目指した戦いもこれからはクローズアップされそうだ。
セカンドステージ第2節となる次節は、7月15日(土)に3試合、16日(日)に5試合が開催される。
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