2nd-S第14節(2018/11/11) ヴァンラーレ八戸
第20回日本フットボールリーグ セカンドステージの第14節が11月10日(土)に2試合、11日(日)に6試合が開催された。2位のFC大阪と3位の八戸が共に勝ち今季の3位以内が確定した。
10日(土)はヴェルスパ大分と東京武蔵野シティFCが「大分佐伯」で対戦。前半はシュート数でほぼ互角もスコアレス。後半はシュート数で圧倒する武蔵野が68分にサイドでボールを繋ぎ、最後は石原幸治がドリブルでゴール前に持ち込み決め先制。V大分もチャンスを作るが決定打にはならず、追加点はないものの武蔵野が1点のリードを守りきり4試合ぶりの勝利。V大分はホーム最終戦を飾れず。
FCマルヤス岡崎とHonda FCは「豊橋」で対戦。前半21分にマルヤスは右CKからのボールを熊澤圭祐が頭で合わせ先制。しかしHondaも35分に右サイドからのクロスボールにゴール前でボールを大町将梧が落ち着いて決め同点とし1-1で折り返す。後半は強風の影響もあり互いに決定的なチャンスが少なくこのまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。
11日(日)は奈良クラブとラインメール青森が「ならでん」で対戦。青森は前半6分にゴール前の浮き球に浜田幸織が頭で合わせ先制し1点リードで折り返す。後半は59分に奈良が縦のラインでボールを繋ぎ曽我部慶太が落ちついて決め同点とするが、青森は88分にカウンターから縦のラインで繋いだボールを浜田がドリブルで持ち込み決めこれが決勝点となり青森が5試合ぶりの勝利。
ホンダロックSCとFC大阪は「宮崎小林」で対戦。前半19分にFC大阪が左CKからゴール前のこぼれ球を池永航が詰め先制、しかし前半シュート数で上回るロックは31分に山道淳司がドリブルで持ち込んだボールに當瀬泰祐が合わせ1-1の同点で折り返す。後半は優位に攻めるFC大阪がゴール前の浮き球を木匠貴大が決め、74分ロックが退場者を出すと数位的有利に立ったFC大阪が76分に水野匠弥がFKを直接決めダメ押し。FC大阪が3ゴールを決め勝ち過去最高の3位以内が確定した。
今季4以内を目指した戦いの対象3試合のうち、ヴィアティン三重とヴァンラーレ八戸は「東員町」で対戦。前半で10本のシュートを放った八戸が前半終了間際に新井山祥智が右からのクロスボールから相手FPのこぼれ球を新井山祥智が詰め先制し1点リードで折り返す。八戸は後半も優位に攻め53分と59分に谷尾昂也が頭で決め3点をリード。しかし三重も得点王を目指す藤牧祥吾が右サイドから中央で繋いだボールを落ち着いて決め1点を返すが八戸が2点差で勝利。八戸はJ入会基準である順位4位以内をクリアし今季の3位以内を確定させ、最終戦のホームで入場者基準のクリアを目指す。
MIOびわこ滋賀とFC今治は「甲賀」で対戦。立ち上がりからボールを支配する今治だったが滋賀の堅い守りの前に決定的なチャンスが作れず逆に滋賀は35分に左CKからのボールに坂本一輝がニアで合わせ先制、1点リードで折り返す。後半も今治が優位に攻めるもゴールは遠く逆に滋賀が72分にゴール前で繋いだボールを松田康佑が落ち着いて決め追加点。今治も84分に右からのクロスボールに小野田将人が頭で決め1点を返すがあと一歩及ばず滋賀が3試合ぶりの勝利。今治は5位に後退。
テゲバジャーロ宮崎とソニー仙台FCは「宮崎県」で対戦。前半シュート数で上回るソニーが11分にポスト返りを藤原元輝が決め先制し1点リードで折り返す。後半も優位に攻めるソニーが87分に右からのクロスボールに内野裕太が合わせ2点をリード。T宮崎もチャンスを作るがソニーの安定した守りの前に決定打が放てず6試合ぶりの完封負け。3連勝となったソニーは4位に浮上した。
コバルトーレ女川と流経大ドラゴンズ龍ケ崎は「石巻フ」で対戦。前半42分に女川は左からのクロスボールを宮坂瑠が落ち着いて決め先制し折り返す。後半は72分に流経大は左サイドで繋いだボールを安居海渡がドリブルで持ち込み決め同点。女川も80分に右サイドからのボールに吉田圭が合わせ再びリード。しかし90+3分に流経大は左からのロングシュートが決まり引き分けに持ち込んだ。
今季最終戦となる次節(セカンドステージ 第15節)は、11月18日(日)に全8試合が開催される。
今節(セカンドステージ第14節)終了時点、残り1節を残しFC今治が勝点を伸ばせず48で5位に後退し、5位のソニーが勝ち、勝点49で4位に浮上。また6位の東京武蔵野シティFC、7位のMIOびわこ滋賀が勝ったことで勝点46。最終節で勝点49まで伸ばす可能性があることからFC今治が今季の4位以内を確定させるためにはソニー、武蔵野、滋賀の3チームの成績が対象となる。
■FC今治が今季の4位以内を確定させる条件
・勝利
勝点51となり、同日開催のソニー仙台FCが引き分け以下の場合
※現在4位のソニーが最大で勝点50までしかいかないため
・引き分け
勝点49となり、同日開催のソニー仙台FCが敗れた場合
※現在4位のソニーと勝点49で並ぶが、得失点差で今治が上回るため。
更に武蔵野が勝利の場合勝点49で並ぶが19点差以内での勝利の場合は今治が得失点差で上回り、滋賀が勝利の場合勝点49で並ぶが24点差以内での勝利の場合は今治が得失点差で上回るため、4位以内確定となる。
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