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第17回JFLチャンピオンシップ第2戦「ソニー仙台FCが初優勝!」


JFL-C 第2戦 ソニー仙台FC vs ヴァンラーレ八戸(2015/12/5)より

 12月5日(土)に今季のJFL優勝チームが決まるJFLチャンピオンシップ第2戦、ソニー仙台FC 対 ヴァンラーレ八戸の対戦が「ユアスタ」で13時にキックオフ。
 前半のシュート数、ソニーが4本に対し八戸がゼロ。数字的には一方的な展開に見えるも八戸はソニーに決定的なシュートを打たせずスコアレスで折り返す。このまま無失点で八戸が逃げ切るかとも思われたが69分にソニーは左サイドを拠点に攻め、最後はゴール前で八戸のクリアボールを村田純平が押し込みこれで2戦合わせて同点。その後もソニーが優位な展開で攻めるも決定機に決められず、八戸も徐々にソニーゴールを脅かすようになる。しかし互いに決め手に欠き2試合90分ずつの戦いは1勝1敗で決着がつかず延長戦へ。
 延長前半は八戸がソニーをシュート数で上回り(ソニー1本、八戸3本)チャンスを作るがゴールならず延長戦前半終了、残り15分の戦いへ。ここではソニーが終盤に決定的なチャンスを連続で作るが八戸守備陣が体をはった守りでゴールを割らせず延長戦終了、PK戦へ。
 先行は八戸。二人が連続して決めたのに対し、ソニーの二人目を八戸GK山田健二が止める。しかしソニーGK瀧本雄太が八戸3人目をしっかり止め、その後は互いに決め5人ずつを終えたところで4-4。そして6人目。八戸が外したのに対し、ソニー6人目の秋元佑太が決め試合終了。2試合で4時間近い戦いにピリオドを打つ。
 ソニーは17年目にしてJFL初優勝。表彰セレモニーではソニーにJFL杯と選手には優勝メダルが、準優勝となった八戸には準優勝メダルが贈られた。

■桑原勝義 理事長のコメント
「ソニー仙台FCのチーム関係者の皆様、そして応援いただきました支援者やサポーターの皆様、
初優勝おめでとうございます。JFL優勝にご尽力いただきました皆様方に心よりお祝い申し上げると共にJFL初年度から参加しこのリーグを支え盛り上げていただき感謝しております。
今後もJFL並びにアマチュアチームの頂点としての役割を担っていただくことは勿論のこと、全国各地から上を目指すチームのよきお手本として活躍していただくことを願っています。そして今後のチームのますますの発展をお祈り申し上げます。
 そして17年目を迎えましたJFLは本日無事終了いたしました。昨年はJ3リーグが開幕したことにより大きな改革を実施。その改革2年目の今季は昨年の14チームから2チームが増え16チームで実施。チャンピオンシップを含め217,943人の方にスタジアムにご来場いただきました。これもJFLを応援して頂きましたサポーターの皆様やスポンサー、報道関係者の皆様の支援並びにチームを支えていただきました多くの関係者のご尽力の賜物と存じ、心より御礼申し上げます。
来季で第17回を迎えるJFLは今季の参加チームから1チームが卒業し1チームが退会、そして新入会2チームを加え、計16チームで来年の3月に開幕の予定です。ぜひご期待ください。」

■ソニー仙台FC 石川 雅人 監督のコメント
 今日の試合を含めシーズンを通して選手たちは最後まであきらめずに全力で戦ってくれたというのが今日の結果に結びついたと思います。今シーズンは先に先制を許す展開というのが非常に多くて、その中でも追いつく、そして逆転するという逆境に強い部分が、そして勝負強さがこの結果に結びついた要因かなと感じております。
また最後のPK戦含めシーズンを通して会社の関係の皆様、それから多くの地域の皆様、サポーターの皆様が支えて下さった、声を出し続けて下さったことが、このような結果につながったのかなと感じており、そのあたりに感謝しております。

※2戦目に向け準備されたことは?
 まずはチームの戦い方のところでメンタルのところを統一するということを第一に、次にどう攻略するかということを全員で共有することを意識しました。

※同点ゴールを決めた村田純平選手にピッチに送り出す前に声をかけたことと狙い?
 まずはゴールを決めてほしいということ。特に左サイドからの崩しでゴール前に侵入する機会が多かったので、そのフィニッシャーとして入ってほしいということを伝えました。

■ヴァンラーレ八戸 望月 一仁 監督のコメント
 最初にソニー仙台FCさん、優勝おめでとうございます。優勝するに相応しいチームだと思いますし、年間でも勝点を1番多く取っているチームですので、そのチームが優勝するというのがあたりまえの話なのかなとも思います。
我々はまだまだ力不足だと思います。ただ自分たちも優勝を目指して戦ってきた結果がPK戦で負けたというのは残念だと思いますが、多くの関係者並びにサポーターの皆様に熱い応援をしていただいて結果が出なかったというのは、自分の責任だと思いますので申し訳ないと思っています。

※今日の試合に臨むにあたり?
 1-0で勝っているといっても0-0でやっているつもりで今日も1点をとって1-0でもう一度、勝つつもりでやっていこうといいました。しかしソニーさんが強く我々が前半から押し込まれる展開が多かったのかなと思います。引いて守ってというのは、なかなか出来ないので高い位置からなるべく前から行こうと話はしましたが、まだやることが徹底されないところがあって前半少し押し込まれましたが後半はだいぶ修正して押し込んだつもりでしたが1対1の守備のところで負けて、そこから自分たちがペナルティエリア内に侵入された際にバタバタしてしまったのかなと思います。選手たちが粘り強い守備をしてくれたなかで、まだまだできていないところがこれから修正してこの悔しさを来年に向けて戦っていきたいと思います。