第11節 FC神楽しまね vs FC大阪(2022/6/12)より
第24回JFL第11節が6月12日(土)に1試合、13日(日)に6試合が開催された。3連敗中のしまねが3ゴールを決め今季ホームで初勝利(第2節以来の勝利)。前節JFL入会後初勝利の新宿もホームで初勝利を決め連勝、首位のマルヤスはHondaに敗れ第4節以降首位を守っていたが順位を落とし、引き分けで勝点1を加えた武蔵野が首位に立った。鈴鹿は4試合ぶりの勝利も三浦知良は今節もベンチ外となった。
11日は東京武蔵野ユナイテッドFCとソニー仙台FCが「味スタAGF」で対戦。前半はボールの主導権を握るものの武蔵野の堅い守りの前にシュートまで持っていけない状況が続くソニーに対し、武蔵野はカウンターからシュートまで持って行き35分には中川諒真の縦のドリブルからのパスに相手のこぼれ球を右サイドゴールラインぎりぎりの所から鈴木裕也がクロスを入れると逆サイドに待ち構えていた田口光樹が頭で決め先制し前半を1-0で折り返す。後半はソニーが積極的に仕掛け後半だけで13本のシュートを放つ展開となり84分には左サイドから藤原元輝がクロスを入れるとゴール前離れた位置で内野裕太が頭で決め同点とする。その後は互いにチャンスを作るがゴールはなくこのまま試合終了。1-1で勝点1ずつを分け合った。武蔵野は4連勝ならず、ソニーは連敗を止めた。
12日は鈴鹿ポイントゲッターズと高知ユナイテッドSCが「三交鈴鹿」で対戦。風が強い中での前半中盤までは互いにシュートまで持っていけない状況が続いたが徐々にボールの主導権を握り始めシュート4本を放つもゴールならず、そして高知はシュート2本でゴールなくスコアレスで前半を折り返す。後半も風の影響もあり両チームともシュートまで持って行けない中で75分に高知は退場者を出し一人少ない状況になると数的優位に立つ鈴鹿がボールの主導権を握り88分に右サイドから繫いだボールを最後は中央ゴール前の距離のあるところから遠藤純輝がミドルシュートを決め先制。その後は追加点を狙いながらボールをキープし相手にチャンスを作らせずこのまま試合終了。鈴鹿が4試合ぶりの勝利。高知は連勝ならず。
FC神楽しまねとFC大阪は「島根サ」で対戦。前半はシュート数で上回るしまねが(しまね5本、FC大阪2本)45+3分に縦へのロングボールからゴール前に走り込んだ加倉広海が相手GKを交わし横パスを出すとゴール前で堀田佳佑が左足で合わせ先制、しまねが1-0で折り返す。後半はしまねが49分に右サイドからゴール前で繫いだボールを最後は川中建太が相手GKを交わし決め2点目。しかしFC大阪は64分に直節FKから右サイドに出したボールに宇高魁人がクロスを入れるとゴール前で岩本知幸が頭で決め1点を返す。その後は後半シュート数で上回るFC大阪が(しまね3本、FC大阪8本)が再三チャンスを作るが決め切れず逆にしまねは78分に自陣からのロングボールに右サイドに抜けた加倉広海からのクロスにゴール前に走り込んだ谷尾昴也が決め3点目。その後はFC大阪の反撃を抑えたしまねが3-1で勝ち、第2節以来そして今季初のホームゲームで勝利。FC大阪は第2節以来の黒星となった。
ラインメール青森とヴェルスパ大分は「新青森球」で対戦。前半序盤はV大分がボールの主導権を握る時間となり18分には左サイドで中村真人が相手との競り合いから横に出したボールにゴール前で中野匠が出した横パスを山﨑一帆が決め先制。しかし青森は29分に右サイドからボールを繫ぎ榊原彗悟がクロスを入れるとゴール前ニアイドから平墳迅が決め同点とする。その後は互いにチャンスを作るが決め切れず1-1で折り返す。後半は70分に青森は右サイドの競り合いから出たボールにゴール前で繫いだボールから最後は小幡純平が決め逆転するが、76分にV大分は右サイドからのクロスにゴール前で前田央樹が相手を交わしながら決め追いつくと78分には右サイドからのクロスにゴール前で利根瑠偉が繫いだボールを中村真人が決め再逆転。その後は互いにチャンンスを作るが決め切れず試合終了。V大分が今季最多の3ゴールを決め1点差勝ち、青森は今季最多失点で敗れた。
FCマルヤス岡崎とHonda FCは「マルヤス龍北」で対戦。前半28分にマルヤスはカウンターから相手GKが飛び出したところを右サイドから小栗和也がゴール前にロングボールを入れると塩谷仁が走り込んで決め先制。しかしHondaは31分に左サイドから堀内颯人が逆サイドにクロスを入れるとゴール前に鈴木雄也が頭から飛び込み決め同点とすると42分には佐々木俊輝が右サイドから持ち込みクロスを入れるとニアサイドに走り込んだ富田湧也が決め逆転、Hondaが1点リードで折り返す。後半は互いに相手陣内まで攻め込むもシュートが少なく(マルヤス1本、Honda2本)ゴールなしで試合終了。Hondaが1点のリードを守り3試合ぶりの勝利、マルヤスは3試合勝利がなく1試合少ないものの第4節から続く首位から順位を落とした。
クリアソン新宿とFCティアモ枚方は「味スタAGF」で対戦。前半17分に雷雨中断したこの試合は1時間後に試合再開。再開後の前半23分に新宿は左サイドから森村昂太ドリブルで切り込み横パスを出すと受けた黄誠秀がゴール前で相手を交わしながら決め先制。37分には左からのクロスボールにゴール前で池谷友喜が胸でワントラップし決め2点目。41分には左CKからのボールを千葉丈太郎が頭で合わせ相手GKがクリアしバー返りを澤井直人がオーバーヘッドで決め3点目。枚方は前半シュート3本でゴールなく新宿が3-0で折り返す。後半は新宿が74分に左サイドからのクロスにゴール前相手のクリアがオウンゴールとなり4点目。後半はシュート数で上回る枚方が(新宿4本、枚方6本)82分に左サイドからのクロスにゴール前ニアサイドで森本ヒマンが合わせ1点を返すと、87分には左サイドでボールを奪った森本ヒマンがドリブルで持ち込み決め2点目。その後は新宿の守備陣が体を張った守りでゴールを許さず試合終了。4-2で新宿が勝ち前節に続き連勝でホームでは初勝利となった。枚方は3試合勝利なし。
MIOびわこ滋賀とヴィアティン三重は「甲賀」で対戦。前半は風の強い中で互いに相手陣内まで攻め込むもシュートは少なく(滋賀1本、V三重2本)スコアレスで折り返す。後半は58分にV三重が右CKからのボールに逆サイドゴールから離れた位置に走り込んだ野垣内駿が低く抑えたシュートが左隅に決まり先制。滋賀は77分に左サイドの競り合いからで出たボールを小口大司がドリブルで持ち込みシュートし相手GKのクリアボールを齋藤圭汰が決め同点に追いつく。その後は風上の滋賀の優位な時間が続くと90+3分に滋賀は自陣からのロングボールに前線で竹下玲王が相手GKとゴール前で競り合い、こぼれたボールを小口大司が詰め逆転。その後はV三重の反撃を抑えた滋賀が2-1で勝ち3連勝。連勝のV三重は敗れ3連勝ならず。
13日は、奈良クラブとホンダロックSCが「奈良橿原」で対戦。前半11分に奈良は加藤徹也が左サイドをドリブルで相手を交わしゴール前にクロスを入れると中央で待ち構えていた片岡爽が左足で流し込み先制。その後も奈良がボールの主導権を握るがシュートまでは持っていけず。逆に30分過ぎからロックが優位に攻めるもシュートまで持っていけず奈良が1-0で折り返す。後半ボールの主導権を握るロックだったがシュートまで持っていけない時間が続き、奈良はカウンターから決定的なチャンスを作るがゴールならず。終盤はロックが原山海里のロングスロー等で相手ゴールまで迫るが奈良の守備陣の体を張った守りの前にゴールならず。このまま試合終了。奈良が虎の子の1点を守り切り1-0でフリアン監督の誕生日を3試合ぶりの勝利で飾った。勝てば首位に立つロックだったが2試合連続0-1で黒星となった。
次節(第12節)は6月18日(土)に3試合、19日(日)に5試合が開催される。また第3節の代替試合となる鈴鹿―新宿が6月15日(水)に「三交鈴鹿」で開催される。
Copyright © JAPAN FOOTBALL LEAGUE. All Rights Reserved.