第24節 クリアソン新宿 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ(2022/10/9)より
第24回JFL第24節が10月8日(土)に4試合、9日(日)に4試合が開催された。「国立」で開催された新宿―鈴鹿戦ではJFL最多入場者数となる16,218人の来場者の中、鈴鹿が新宿との接戦を制し、鈴鹿の三浦知良は後半途中からの出場で自らのJFL最年長出場記録を更新した。上位対決では奈良が青森との接戦を制し2位に浮上、HondaはV大分相手に4ゴールを決め2位に勝点3差をつけ首位をキープした。
8日は、FCマルヤス岡崎とMIOびわこ滋賀が「マルヤス龍北」で対戦。前半だけで15本のシュートを放ったマルヤスが8分に左サイドからのクロスボールに折り返したボールを繫ぎ、最後は水谷侑暉が右足で詰め先制すると、18分には相手のゴールキックのボールを徳武正之が前方に大きく跳ね返すと、抜け出した酒井達磨がドリブルで持ち込み決め2点目。33分には左コーナーキックからのボールに、ニアサイドに飛び込んだ阪本将基が頭で合わせ3点目。40分には自陣から繫いだボールに阪本将基が前方にスルーパスを出すと、抜け出した酒井達磨が右足で決め4点目。滋賀も前半は5本のシュートを放つがゴールなく、マルヤスが4-0で折り返す。後半もボールの主導権を握るマルヤスが53分にカウンターからゴール前で繫いだボールを、最後は武田夏輝が右足で決め5点目。後半は7本のシュートを放ったマルヤスも後半のゴールは1点のみ。滋賀は77分にペナルティキックのチャンスを得ると、竹下玲王が決め1点を返すがその後は追加点なく試合終了。マルヤスが5-1で勝ち4試合ぶりの勝利。滋賀は東 新監督の初陣を飾れず。
東京武蔵野ユナイテッドFCとFC神楽しまねは「武蔵野」で対戦。前半35分に武蔵野は鳥居俊がドリブルで持ち込み右サイドからクロスを入れると、ファーサイドに頭から飛び込んだ小林大地が決め先制すると、41分にはカウンターから梁賢柱がドリブルで持ち込み横パスを出すと、鳥居俊がミドルシュートを決め2点目。45分にはカウンターから鳥居俊が前方にスルーパパスを出すと、抜け出した梁賢柱がドリブルで持ち込み決め3点目。しまねは前半5本のシュートを放つがゴールなく武蔵野が3-0で折り返す。後半は武蔵野が63分にカウンターから川戸大樹がドリブルで持ち込みクロスを入れると、ゴール前で梁賢柱が繫いだボールを松澤彰が右足で詰め4点目。武蔵野は後半シュート9本を放つも、その後の追加点はなし。後半シュート8本を放ったしまねは、79分に右コーナーキックからのボールにゴール前で遊馬将也が頭で合わせ1点を返すと、86分には相手ボールを奪い菅本岳が右サイドからクロスを入れると佐藤啓志郎が決め2点目。しかし2点差を詰めることができず試合終了。武蔵野が4-2で勝ち7戦負けなし。しまねは3試合ぶりの黒星となった。
ホンダロックSCとFC大阪は「宮崎市」で対戦。前半はロックが相手陣内に積極的にボールを入れ5本のシュートを放つもゴールなし。FC大阪は3本のシュートでゴールなしとスコアレスで折り返す。後半はFC大阪がボールの主導権を握る時間が多くなりシュート数ではロックを上回るが(ロック3本、FC大阪4本)、ロックの堅い守りの前にゴールならず。逆にロックは80分に右サイドから逆サイドへ展開し鈴木健がクロスを入れると、ゴール前に走り込んだ田中大和が右足で合わせ先制。その後はFC大阪の反撃に体を張った守りでゴールを許さず試合終了。虎の子の1点を守り切ったロックが1-0で勝ち3試合負けなし。FC大阪は連敗で3位に順位を落とした。
FCティアモ枚方とヴィアティン三重は「たまりく」で対戦。前半4分に枚方は左コーナーキックから相手のクリアボールを繫ぎ、最後は左サイドから島津頼盛がゴール前にクロスを入れるとファーサイドで生駒稀生が頭で合わせ先制。その後はチャンスを作るが追加点はなし。V三重は4本のシュートを放つもゴールなく枚方が1-0で折り返す。後半は61分に枚方が右サイドから大垣勇樹がクロスを入れ、中央下がった位置から井上翔太がゴール前左サイドに浮き球パスを出すと、黒木聖仁が頭で合わせ追加点。V三重は81分に右コーナーキックからのボールにゴール前で競り合いながら池田直樹が右足でシュートを放ち、それに前方にいた田村翔太が右足で詰め1点を返すが、その後は枚方守備陣の体を張った守りの前にあと1点及ばす試合終了。枚方が2-1で勝ち3試合ぶりの勝利。V三重は3試合ぶりの黒星となった。
9日は、Honda FCとヴェルスパ大分は「都田」で対戦。前半8分にV大分は右サイドのスローインからのボールに中村真人がゴール前に浮き球を入れ相手ゴールキーパーが弾いたボールを、利根瑠偉が右足で詰め先制。しかしHondaは21分に右サイドから佐々木俊輝がゴール前にクロスを入れると、児玉怜音が落ち着いて決め同点とする。29分には中央で繋いだボールに、最後は浮き球に富田湧也が頭で合わせ逆転。38分には右サイドから佐々木俊輝がクロスを入れると、ゴール前で児玉怜音が頭で合わせ、Hondaが3-1で折り返す。後半はV大分が59分に中央で繋いだボールから最後はゴール前で立岩玄輝が落ち着いて決め1点差とするが、Hondaは77分に右サイドからのロングボールに最後は岩切拳心がドリブルで持ち込み決め4点目。その後は互いにゴールなく試合終了。Hondaが4-2で勝ち2位に勝点3差をつけ首位をキープ。V大分は今季最多の4失点で敗れた。
ソニー仙台FCと高知ユナイテッドSCは「石巻フ」で対戦。前半は高知が優位な展開となり15分に高知は左サイドでボールを繋ぎ相手選手のこぼれ球を赤星魁麻が落ち着いて決め先制。ソニーは前半シュート1本でゴールなし。高知が1点リードで折り返す。後半はソニーがボールの主導権を握る時間が多くなり、53分に左コーナーキックからのボールに、ゴール前で上野瑶介が頭で合わせ同点とする。その後は互いにチャンスを作るが相手の好守にも阻まれゴールならず、このまま試合終了。1-1の引き分けで勝点1ずつを分け合った。ソニーは7月13日以来勝利のない試合が続き、高知は連勝ならず。
ラインメール青森と奈良クラブは「カクスタ」で対戦。前半はボールの主導権を握る時間が長い青森がシュート数でも上回る(青森6本、奈良1本)も、奈良の好守にも阻まれゴールならず。前半をスコアレスで折り返す。後半は奈良がボールの主導権を握る時間が多くなり66分に相手の横パスを浅川隼人がインターセプトし相手ゴールキーパーの頭上を超えるループシュートを決め先制。しかし青森は70分に右コーナーキックからのボールを相手がクリアし、そのボールを長倉颯が拾ってクロスを入れると、ゴール前でアレフ・ピットブルが頭で合わせ同点とする。そして80分に奈良は左コーナーキックからのボールに、ゴール前で浅川隼人が右足で合わせ再びリード。その後は互いにゴールなく試合終了。奈良がカクスタ初勝利で連勝とし2位に浮上。青森は敗れ3位との勝点が5に広がるものの4位キープ。
クリアソン新宿と鈴鹿ポイントゲッターズは「国立」で対戦。JFL過去最多入場者となる16,218人の来場者の中で、前半から互いに相手陣内に攻め込みシュートを放つ(新宿4本、鈴鹿5本)も互いのゴールキーパーの攻守もありゴールなくスコアレスで折り返す。後半は62分に鈴鹿が左サイドから中村健人んロングボールをゴール前に入れ、それを松木駿之介が胸で落としたボールに三宅海斗がシュートを放ち相手ゴールキーパーが弾いたボールを松木駿之介が右足で詰め先制。鈴鹿の三浦知良は76分から出場し自らの記録を55歳225日に伸ばす。終盤は互いに積極的に仕掛けるも互いに体を張った守りでゴールを許さずこのまま試合終了。鈴鹿が虎の子の1点を守りきって勝利。記念すべきJFL初の新国立競技場開催で5試合ぶりの勝利を飾った。新宿は前後半で11本のシュートを放つも最後までゴールならず黒星となった。
次節(第25節)は10月15日(土)に1試合、16日(日)に7試合が開催される。
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